K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

LEIQWA: Dr.STYLUS (レイカ:ドクタースタイラス) 針先クリーナーの威力(新品並に?)

カートリッジ購入直後の音は素晴らしい。それも暫し、気がつくと音の感動が薄れている。

ネットで幾つかの針先クリーナの情報を知った。どれも劇的な改善を云っている。今までは定番のコレ。

気になってきたので、調べると候補は2つ。

ドクタースタイラス

ドクタースタイラス

  • メディア: エレクトロニクス
 

どちらも評判はよし。価格とランニングコストから、レイカ(LEIQWA)のDr. Stylus(ドクタースタイラス)に。

今朝、宅配便の拠点で、ピックアップ。

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早速、開梱して試す。要は細かな(ミクロン単位)毛先のクリナーに特殊?な溶液を垂らして、針先の周囲に固着したゴミをこそげ取る、ということらしい。

レイカ - ドクタースタイラス(針先クリーナー/LEIQWA DR.Stylus)《JP》【在庫有り即納】

カートリッジは定番のDENON DL103R(ステレオ)とOrtofonのSPU Mono(モノラル)。掃除をすすめるとカンチレバーの金属が輝きはじめ、アレっと驚く。取説の指示で側面、裏面を含めクリーニング。終わったら30秒くらい乾かして、聴く。

まずはDENON DL103R。レコードは最近入着の山口真文。聴いてみると音が平板でがっかりしていた。CDで十分だったと思った。

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クリーニング後に聴くと大変貌。音の輪郭がくっきりし、立体感が驚くほど増している。背後のピアノの音が煌めき、ドキっとする。同じ音量でも、圧倒的に情報量が違う。レコードを聴く愉しみが見事に蘇った。ここ暫く、一体何を聴いていたのだろうか。カートリッジ購入から1年近く経ているので、そういう緩やかな劣化が進行していたのだろう。見事な回復だった。
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次はOrtofonのSPU Mono。レコードは昔のモンク盤。青いRiversideのレーベル。

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これはピアノ・ソロなのだけど、打鍵の音がくっきり。改善感はDL103Lほどはない。これはモノラルカートリッジの振動モードがステレオと異なるため、かなとも思う。元来、音が太いので。それでも高音の煌めきが美しい。
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除電ブラシと同様、微細加工した材料の威力を見せつけられた、と思う。驚いた。