PrestigeのDolphy盤を聴き比べている:
Kevin GrayカッティングのAnalogue products盤がかなり良くて,RVG刻印盤にこだわらなくても良いかな,と思っている.ただしFar Cryのオリジナル・モノラル盤はAnalogue products盤より音質・音圧とも凌駕していたので,ならばFive Spotのsecond press(丸紺)のモノラルはどうなの,と気になっていた.
手頃なモノが出るまで半年.ようやく入手した.結論からいうと同等.ぎりぎりまでエネルギーを刻み込んだ音圧が高いRVG盤か,音圧をやや落として高域をクリアにしたAnalogue products盤のほうか,味わいが違う,ということ.
となると,Far cryのようにオリジナルが気になるのだけど,もはや雲の上の価格.この遊びはここまで.
ちなみに,ディジタル音源について日本ビクターの初期CD(VDJ1504)はクセがないフラットな音.鮮度も悪くない.Analogue products盤より,さらに「圧縮感」が抜けている.だからRVG盤の「あの味」とは対極の音になっている.しかも,かなりモノラルに近いバランスになっていて,中抜け感がない.これもまた良い.
ちなみに最近入手したComplete prestige recordings盤は左右分離して中抜け,面白いねえ.
Analogue products盤
左上 丸紺RVG(モノラル) 右上 丸紺RVG(ステレオ)
左下 日本盤ペラジャケット(モノラル) 右下 黄緑(ステレオ)