
最近はKevin Grayのカッティング盤が気に入っていて、Blue NoteとBill Evansの再発盤はマメにフォローしている。その流れで、Art Pepper のMeets the rythm sectionを入手した。ラッカーのカッティングはKevin Grayで、 マスタリングはPaul Blakemoreだそうだ。
結論からいうと、楽しめなかった。Bill Evans盤やBlue Noteの再発では、「今の音」になった音として楽しめた、のだけど。それらの音の現代的な側面、特にEvansでは、それを聴いているのだと思う。
1950年代のArt Pepperの聴き方、は明らかに違っていて、生まれてもいない「あの時代のウェストコースト」の空気、を楽しんでいるのだと思う。ゆっくりと流れる時間のなかで響く音の情感のようなもの。
それが再発盤では落っことした、ように聴こえる。で、その落とし物は1970年代のArt Pepper論争の争点、再起後のPeperが落っことしたもの、でもあるように思う。
だからPaul Blakemoreのマスタリングは、ボクには合わない、のだとおもう。