櫻の森のなかで見上げると、フラクタルのような文様が広がり楽しい。
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約2週間に渡る櫻の開花時期が終えようとしている。4月の上旬に六斗の廣見で花を付けはじめる前哨戦ではじめ、犀川沿いに一気に広がる。少し遅れて櫻前線は卯辰山を這い上がる。そして街中から消えはじめ、市内最期の櫻は卯辰山を最期に白山に連なる山嶺へと退却していく。
卯辰山の櫻は鮮やかで、4月の中旬に眺めに出かける。今年は20日(金曜)と22日(日曜)にランニングを兼ねて卯辰山に出かけた。
金曜日の午前はまだ盛り。仕事に出かける前の早朝、すっかり楽しんでしまった。染井吉野ばかりでなく、様々な櫻を楽しむことができる。
日曜は小雨。殆ど最期の観櫻日。そんな天気でも雲は高く、なかなか見晴らしがよかった。
医王山から白山に連なる山嶺が美しい。生暖かい・湿った風に吹かれていると、夏への足取りが確かなものに感じてしまった。
僅か2日後だったのだけど、大分と花は散り、お仕舞い方。それでも小雨が落ちる度に木々が応じて花びらを散らす様は、なんとも美しいものだった。花は散るものではなくて、散らされるものだ、と初めて知った。
明朝、月曜の朝がもう今年最後でしょうね。