K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

博多・中州界隈:アジア気分の大気の中、月夜に歩く


 大陸と九州、まさに一衣帯水の地理的環境にある。ボクが博多が好きなのは酒好きであるから、なのだけど、大気の緩さや日差しに南方の雰囲気を感じるから。

 台風通過後の交通混乱の中、夜半過ぎに博多に辿り着いた。宿の近くにポツンと営業している屋台をみつけて、緩い風に吹かれていた。時折、大通りを走り抜ける自動二輪の破裂音を聴くと、なぜかバンコクのソイ沿いのオープン・バアで呑んでいるときと気分が重なって、楽しい気分になった。これだよね、って気分に早々なったので、とても気持ちが良い。

 焼酎を呑んで、ついラーメンを食べたのは余計だったけど。

 そして仕事を片付けた翌日、知人と中州界隈を歩いて呑んだ。河が醸し出す雰囲気って何だろう。川面から吹き上げる風に当たっていると、とても開放的な楽しい気分になる。昔ながらの巨大なネオンサインを見ながら、台湾・高雄を思い出していた。

 楽しく呑み食いした後は、気分に合うバーを探しながら、月夜を歩く。

 中州と天神の間の路地を歩いたのだけど、ピンとこなかった。

 結局、前夜と同じ屋台に入って、焼酎を呑んだ。相変わらず吹き抜けるアジアの風を感じていた。

(次に来るときは博多のレコード屋が集中する西天神、三越の西あたりが呑むには良いような気がしている。)