以前から欲しかったアルバム。結構中古でも値が張るので、普通の中古盤の値で出るまで、待った待った!今日、届いたアルバム。
期待以上に本田のFender Rhodesが作るグルーヴ感が素晴らしい。2管とブルースハープも曲にぴったりで大健闘。あんまり難しいことを考えないで、ボケっとグルーヴを楽しめば良いアルバム。
何よりもポール・ジャクソンが作る「うねり」は凄まじい。ハンコックのヘッド・ハンターズを彷彿とさせる訳なのだけど、されど日本のジャズと思わせる何かがあって、とても面白い、と思う。何だろう? (所謂、中央線云々で片付けるには...)
今まで持っていた本田名義のアルバムはアコウスティックなものばかりだったので、改めて彼のエレピの良さを知った次第。トランペットの五十嵐も素晴らしいし、はじめて聴いたテナーも良かったなあ。
本田竹廣のFender Rhodesはその昔、琵琶湖ジャズフェスティバルで聴いたネイティブ・サン(日立マクセルのコマーシャル・ソングで大人気だった)以来。あの時は、山下洋輔目当ての暗い眼をしたガキ(今は暗い眼をしたジジイか?)だったので、全く記憶にないのが全くもって残念。ネイティブ・サンを聴いてみようかな。
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本田竹廣: Boogie-Boga-Boo (1995, Fun House)
1. J.F.(Takehiro Honda) 8:04
2. Wing It Shuffle(Takehiro Honda) 9:07
3. Evening Glow(Takehiro Honda) 10:01
4. Fa La Na Ku(Takehiro Honda) 6:47
5. Dix(Takehiro Honda) 7:27
6. Urizun(Takehiro Honda) 8:27
7. Water Under The Bridge(Takehiro Honda) 9:35
本田竹廣(p), Paul Jackson (b), 日野元彦(ds), 五十嵐一生(tp), 臼庭潤(ts), 今出宏(Blues Harp)