こういうアルバムは、いきなり感情の裏側まで音が入ってくるので、どーだこーだという小賢しいコトバを撥ね付ける力がある。それが彼らの技量なのか、それとも同じようなテレビの音楽番組を子供の頃みたからなのか、わからない。もちろん、技量ではあるのだけど、技量を超えた何か、が確かにある。
セシル・テイラーなんか聴いた後、これを聴いてこの感情って、クラシックを聴いた後に演歌を聴いた時、に近いように思ったのだけど、どうだろうか。
家に帰ったら、近藤直司+不破大輔の足穂でのライヴを聴き直してみよう。
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立花秀輝, 不破大輔: ◯ (2011, sincerely music)
1. エルサレム廻廊~陽子ビーム~バラード・フォー・デュオ~ブルーズ~おばあさんのウンコ~エルサレム廻廊
立花秀輝(as), 不破大輔(b)