K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Roy Brooks: The Free Slave

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Roy Brooks: The Free Slave (1970, Muse Records)
A1. The Free Slave (Roy Brooks) 12:18
A2. Understanding (Roy Brooks) 10:57
B1. Will Pan's Walk (Cecil McBee) 9:07
B2. Five For Max (Roy Brooks) 13:40
Roy Brooks(ds), Woody Shaw(ts), George Coleman(ts), Hugh Lawson(p), Cecil McBee(b),
Producer: Roy Brooks
Recorded by Orville O'Brien
Remix : Paul Goodman
Recorded Live! At The Left Bank Jazz Society
April 26, 1970

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これはプレス年不明の再発盤で札1枚の安レコード(amazonでは2012年)。Muse亡き後のプレスのようだけど、音質は全く問題なく楽しめる。

メンバーが凄くて目眩がする。コールマン、ショウ、ローソン、マクビーと隙無く並んでいる。ジョージ・コールマンはマイルスとの演奏が好きで、巷間に云われるほど悪くなくて(いや良い)、小難しいショーターとの演奏より真っ直ぐな感じが好きだった。その後の演奏にも欧州盤に良いものがある。ウッディ・ショウは言わずもがな。ヒュー・ロウソンは中村達也のアルバムやジョージ・アダムスのアルバムで知って、硬質の打鍵の響きが好きなピアノ。マクビーも言わずもがな、だなあ。

ロイ・ブルックスは何となく知っていたが意識することがなかったが、先日、CAFE INCUSでリーダ作を聴いて良さに驚き。早速、チェックすると、こんな1970年のレコードが。

このアルバムは1970年のライヴ。とにかくリズム・セクションがとても良く、ブルックスの作曲能力の高さを知らされる。1曲目からガツっとしたローソンの打鍵とマクビーが刻み続け、ブルックスが軽妙にリズムを繰り出す。コールマンもショウも彼らそのものだけど、ライヴのためかテンションがやや高く、そこがいい。

1960年代から1970年代に抜けた時代の空気、のようなものもしっかり感じさせるアルバム。時間軸的には、ボクが好きな1970年代ジャズの原点のようなアルバム。

こんな佳作があるMuseをもっとチェック、と思った。

Muse Records - Wikipedia

THE FREE SLAVE [12 Inch LP][LP Record][Import]

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