K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

少雪の渓流で

どうも気分が出ないのは、少雪のためだ。谷に雪が雪崩れ込み、その間隙に流れが見える。そんな場所を踏み越えて遡行していく。ふっと気配がすると、鳥が飛び立つ。流れの音が雪に吸い込まれていくような、静かさのなかにある。

そんな寂しくも、どきどきするような雪の中での時間が、この季節の愉しみだと思う。水温が低く、岩魚があまり活性化されていない状態であまり釣れないが、そんな山の光景が嬉しく出かけるのだ。

だから今年の少雪は、3月を単なる釣れない渓流にしてしまう訳で、これは詰まらない。それでも出かけるのは詮ないことなのだけど。

それでも気温は日々上昇し、日中10℃を超えはじめている。水温も上がっている。そんな期待で手取川の支流へ。源流域が広いので、水量は少しましだ。

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最初のあたりは強かったが、チビ。20cmには届いていないので、記念撮影でリリース。糸を伝うプルプルの感触が嬉しかった。そのあと2本もチビでリリース。釣られているようだ。

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ここぞというポイント、谷の合流点に投げると、いきなりの強い引き。これだよね、という感覚。25cmの綺麗な岩魚だった。消えかけの残雪の上に載せて写真を。今季初の一本に満足した。

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