菅野邦彦: On A Clear Day: Live At Van99 Hall (1975, Phillips)
A1. On A Clear Day You Can See For Ever
A2. Erromanga
B1. These Foolish Things
B2. Stella By Starlight
B3. Route 66
菅野邦彦(p), 鈴木憲 (b), 松浦義男(ds), 小川庸一 (co)
Recordedat at Van99 Hall on June 18, 1975.
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昨日、御茶ノ水のDUで購入した一枚。こんな買い物、がすごく嬉しい。
どうもピアノをただ美しく響かせるジャズの奏者は苦手で、クラシックほどに粒立たないことに苛立ったりすることもある。菅野邦彦は全くもって例外で、美しく鳴らしながらも強靭にドライヴするので、ただただ聴き惚れるのだ。
鈴木勲の幾つかのアルバムで聴いて、それから気になっていた奏者。そんな時期のアルバムなので悪かろう筈がない。
このアルバムは、ホールの音響が良いのか、すこぶる録音が良い。TBM盤にも劣らずで、価格はずっと手頃。ピアノ・トリオ＋コンガって、あまり馴染みがないが、この時期の流行りかな、山本剛のアルバムにもあるよね。うまくアクセントをつけるような感じで、違和感はなく、これもよし。
オススメの日本のジャズ。傑作ではないかもしれないが、タマにかけたくなる一枚。
追記：
金沢に移住した頃、教えられてラファロというジャズ・バーに行った。そこのママ（最近亡くなった、と聞く）が、菅野邦彦を呼んだら神経質で客と喧嘩して困った話をしていた、のを思い出した。
