K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Paul Bley: Bremen '66 (1966) Hi Hatのブートレグをレコードで買う意味はあるか?

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Paul Bley: Bremen '66 (1966, Hi hat==>Sowing Records)
1. New Love (Paul Bley)
2. Closer (Carla Bley)
3. Sweet & Lovely (Arnheim / Tobias / Lemare)
4. Mazatlan (Paul Bley)
5. Ida Lupino (Carla Bley)
Paul Bley (p), Mark Levinson (b), Barry Altschul (ds)

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Hi Hatのブートレグをレコードで買う意味はあるか?

もちろん、皆無、だと思う。

だけど、あっても良いのでは、と思ってしまった。

確かに針を下ろすと、あっても良かった、と思えるのだ。確証は全くないのだけど、買いのレコード。公式盤より演奏が良いのだ。

Bremen 66 [Analog]

Bremen 66 [Analog]

  • アーティスト:Paul Bley
  • Sowing Records
Amazon

 

[2019-10-19]

これはお馴染みHi Hatの放送音源。Streamingで聴くことができるので、買うこともないのだけど、もしも流れなくなったら、と考えたら入手したほうが、という論理で購入。1966年のブレイはすこぶる美味いので、しっかり入手したいのだ。

1950年代のバップ奏者からアヴァンギャルド方向への遷移、その「配合率」のようなものを試していた時期なんだろう。案外保守的ではあるのだけど、曲が新しい時代の新しい匂い、のようなものを孕んでいて、その印象は終生。ブレイの魅力の萌芽が全て詰まっているような愉しさ、を感じる。

音もまずまず。同時期の蘭ハレムの演奏より好きだな。

Bremen '66

Bremen '66