K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

McIntoshの真空管アンプでクラシックのLPを聴いてみたら...


一昨日の続きの話.
昨日はLPが三十余枚はいった袋をぶらさげて,早々に金沢に帰ってきた.McIntoshの真空管アンプでクラシック,特にピアノのLPを聴きはじめた.ところが,とても耳が疲れていて,聴くに堪えないモノが多い.特にHorowitzがそう.CDでも同じ.

今日,登山から帰って聴いていると,とても気持ち良く聴こえる.昨日は出張での移動中,ずっとiPODで聴き続けていたので,さすがに耳も過労だったみたい.登山は耳に良き休養のようで.今宵は気持ち良く聴いている.


(1)Horowitz plays Scriabin (1972, Columbia)
比較的新しい録音で,音質がとても良い.LP最終期のよさがあり,聴いていてとても気持ち良い.
上品な音で,CDとの違いは微妙な艶かなあ.

(2)ホロヴィッツの芸術 第13巻(RCA
A面:ムソルグスキー展覧会の絵(1951年,カーネギーでのライヴ)
B面:リスト葬送曲他(1952年)
録音時期からしてLPとの相性が良いのではないか.ボクは気持ち良く聴けた.
最終曲の轟音がCDと趣味が別れるのでないだろうか.
(3)Arturo Benedetti Michelangeli:ドビュッシー前奏曲第一集(1978,DG)
(4)Aldo Ciccolini: Debussy集(Angel,?年)
ドビュシーの曲は楽しく聴けた.ピアノそのもののトーンが柔らかいから,曲調と合うのかな?

アンプが真空管かどうか,が案外大きくて,LPかCDかは趣味のように感じた.
が,ときどきハッとするトーンがあるのも事実.ドビュシーのLPはそう.
高音がコロコロすると甘い.

CDの音の冷たさとか,距離感が気になることがあるのはジャズもそうなんですが.
もっとも,LPの場合はクラシック向けカートリッジの検討が必要で,
僕は20〜30年の間でジャズ用に気に入ったものを使っているしね.
大いに改善が期待できるので,よく考えてみたい.