K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Zubin Mehta: Manhattan



Woody AllenのManhattan(1979)のsound trackのLP.いい演奏かどうか,はともかく,冒頭のRhapsody in blueとともに浮かび上がるManhatanは実在のManhatanよりもボクの中のManhatan.
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昨日は比較的きつく体を動かしたので,体の昂奮は夜半まで止むことはなく,呑んでもなかなか寝付けなかった.

朝目覚めてからは,とても気持ちが落ち着いていて,なんとなく部屋に引きこもってLPレコードを随分聴いた.レコードを再生するカートリッジのアッタチメント周りを接点復活材で磨いてから,イヤな音の濁りが消えた.真空管アンプとの相性はとても良い.概ねよい気持ちで大阪から持ち込んだLPレコードを聴いた.

一昨日のリストのなかで,
(1)Horowitz plays Scriabin (1972, Columbia)
(2)ホロヴィッツの芸術 第13巻(RCA),展覧会の絵(1951年,カーネギーでのライヴ),リスト葬送曲他(1952年)
(3)The Horowitz concerts 1978/1979 (RCA) B面のRachmaninoff,Lisztに痺れた
(4)Arturo Benedetti Michelangeli:ドビュッシー前奏曲第一集(1978,DG)
(5)Aldo Ciccolini: Debussy集(Angel,?年)
はとても刺激的,快楽的な音だった.
金属線をハンマーで叩き,その振動を木の箱で共鳴させるという物理原理を想起させるようなピアノの音もしばしば.CDのほうが音として純化させた感じなのだけど,LPレコードのリアルな感じに暫しメロメロになってしまった.

ここ数ヶ月買った少なからぬCDも改めてかけ直し,結局,朝6時から夜10時まで延々いろいろな音を聴いていた.最後が独のベーシストEberhard WeberECMでの諸作数枚.ジャズ比率が随分下がった一日だったけど,Arild Andersonとか,このあたりのECMはとても良い.

あとは,ぼけっとビールを呑みながらWoody AllenのManhattan(1979)を垂れ流している.Rhapsody in blueとともにManhattanのシルエットが浮かび上がるシーンを何回も戻して見た.神経質な会話付きヴィデオクリップのような見方.ストーリーもいいのだが,画がとても素晴らしい.

ボクは1981年頃に京都新聞社だったか近畿放送のホールでAnnie Hallとの二本立てを見たことを思いだした.この映画で頭の中にできたManhattanは,その後,何回も訪れたManhattanとどこか違うのだが,何故だろう?実在のManhhatanも随分楽しかったのだけど.

蝉が鳴き止んだときに耳を澄ますと,もう秋の虫が鳴き出している.自宅裏の竹藪のうえには満ちつつある月が温い大気のうえに揺らぎ,次第に夏が終わりつつあることを知らせている.これが「夏休みの終わりの気分」なのかと,ぼんやり考えている.