Eberhard Weber: Endless days (2001)
1. Concerto For Bass
2. French Diary
3. Solo For Bass
4. Nuit Blanche
5. A Walk In The Garrigue)
6. Concerto For Piano
7. Endless Days
8. The Last Stage Of A Long Journey
Eberhard Weber(b), Paul McCandless(oboe, English horn, bass-cl, ss), Rainer Brüninghaus(p), Michael DiPasqua(ds,perc)
なんだか気持ちの良い夜半を過ごして,寝てしまうのが惜しかった。呑んでもいないのに。
呑んでいて、誰かが尋ねてきたのだけど、音楽を聴いていると何もできないでしょう・寝ることができないでしょう、と。まさしくそんな晩だった。どうも酒精よりも音の精のほうが、とても直接的で官能的ではないのか。
そんな翌朝は気が重くなるほど疲れているのだけど、幸い少しアドレナリン(?)が残っていて、ハイな気分。早く起き損ねてしまったのだけど。
そんな朝の気持ち良く物憂い感じのなか聴いているのはエバーハルト・ウェーバー(ヴェーバーじゃないのかな?)の「終わりなき日々」。オレゴンのPaul McCandlessを迎えた演奏で、オレゴンのあのFolk系浮遊音の世界とウェーバーのふにゃっとしたベース音が美味しく溶け込んでいる。いい組み合わせ。これもiPODで音響装置を鳴らしているのだけど、弦の唸りが良く響いている。ケーブルも少し良いモノに取り替えたしね。
クラシックの音世界でも、ジャズの音世界でもない、ECMの音世界は季節の継ぎ目の断章でなんとなく戸惑うような朝の気分にぴったり。昨夜の余韻を強めてしまった。
追記:丁度一周年で、最初の記事がECMの一年前のPat Metheny: Bright Size Life (1975, ECM)なので、二年目もECMでスタート。もう少しジャズっぽいのも聴かなきゃなあ,と思うのだけどね。