昨日のジョイスの再発CDに続き、これもディスク・ユニオンのラテン音楽コーナで捕まえた一枚。アルゼンチンのノラ・サルモリアの新譜。前作はオーケストラだったのだけど、これは小編成。昨日のジョイスのアルバムもそうだけど、小編成のほうが好きだな。ピアノとか声に意識が集中するからね。これは昨年秋の来日のとき、会場販売していたそうだ。行きたかったコンサートだったけど、金沢からは難しいよね。
このCD、実はケースに入っていなかった。彩りが楽しい「楽譜」に包まれている。それだけで何だか楽しい雰囲気が運ばれてくるような気がするよね。アギューレの手作り切り紙ジャケットも楽しかったけどね。アルゼンチンのアルバムは、ちょっとしたところが楽しい。
何回か聴いているが、奔流のように音が飛び跳ねたり、迷路の中を歩いてみたり、光と陰翳のコントラストに目眩がしたり、オトの玉手箱を覗き込んだ感じ。silencio intensoって限りない静寂のような意味らしいのだけど、聴き終わっあとの部屋のなかで、確かにそれを深く感じている。
飛び跳ねる音場・限りない静寂、を伝えるアルバムなのだ。
-----------------------------------------------------------------
Nora Sarmoria: silencio intenso (2013, Independent)
1. Feliz felina
2. Aguila cisne
3. Niponeando
4. Lilas y violetas
5. Mono trip
6. Domicilio en el cielo
7. Mi rio es tu mar
8. Segundo septenio
9. Ilumina
10. Salir de la melancolia
11. Silencio intenso
Nora Sarmoria(p,vo), etc.