K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

横浜・馬車道での猟盤


 懐かしい場所。30年くらい前、横浜本牧ジャズ祭の実行委員って、やっていた。その頃、馬車道、伊勢佐木から元町あたりをウロウロしていた。そうそう、吉田町のジャズ喫茶・リトル・ジョンが溜まり場だった。たまに本牧ドルフィー。リトル・ジョン健在と知って、当時すでに廃墟みたいな店(ゴメン)だったのに、驚いている。

 あまり雰囲気が当時から変わっていないこの界隈が好きで、タマにやって来る。用事は相変わらずのディスクユニオン

締めて3000円に届かない廉価LP。そんな買い物をするときもある。モンクの英盤を除き、日本盤。マイルスのファセッツ(2枚)は、オムニバスに分散していた未発表録音を集めたもの。今だと、きっとCDでの追加テイクになっているのだろうけど。昔から知っていたアルバムだけど、案外見かけない。なかにボブ・ドローの変態ヴォーカルが入っているのが面白い。それから昔から欲しかったフレッド・アステア・ストーリー。なんかジャケットが粋だよね。そんだけの理由だけど、中身もきっと粋だと思う。3枚組が600円ってどういうこと、って。最後がモンクの60年代末のソロ。あんまりクロニカルな知識はないのだけど、ソロのモンクは好物なので集めたいね。

今回はCDも。前衛ギターの極北・高柳昌之のアルバム。発売当時、ルーツに戻ったようなcoolな演奏、ってことで気になっていたのだけど、30年後にCDで入手。あとクレーメルアストル・ピアソラ。てっきりECMかと思ったらNonesuch。買ったばかりのjazz the new chapter 2のNonesuchとECMの関係についての記事を読んだばかりだったので、何となく可笑しくて入手。

 金沢に帰るまで、暫しおあずけのレコード・CDをトランクの奥に仕舞い込んだ。