K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Julian Lage, Chris Eldridge: Avalon (2014) これ、ジャズじゃなくて


 この1年は随分と音楽を聴くことに熱中したように思う。昨日アップしたように、大阪での所用を終えた後、金沢に帰る前に手にした梅田のタワーレコードで手にした1枚。今回買ったCDは5枚。全て大当たり。嬉しい1年の締め括り(か?)となった。

 ジュリアン・レイジはハーシュとのデュオで最近知って、とても気になっていた。数年前のアルバムは入手したのだけど、綺麗なアコウスティック・ギターを聴かされるだけで、何となくピンとこなかった。まあ、もう1回試してみてもいいかな、という感じだったのだけど、店頭でデュオを2枚見つけて、両方に手が出てしまった。

 結果的に2枚とも大正解。ハーシュとのアルバム同様、とても楽しい。聴いていて弛緩できるような、気持ちの良い音空間ができていて、そのような楽しさと音の鋭さが同居している何とも素晴らしいアルバム。それにしても2枚とも録音がすごく良くて、半端じゃないリアリティ。

 これ、ジャズじゃななくて、カントリー(っていうのかな)。Chris Eldridgeという方はブルー・グラスの人だそうで。ボクは昔聴いたカントリーがあまり好きじゃなかったので、よく分からない。でも、そんなジャンル分け無用な気持ちよい音楽。アコウスティックなギターの音の魅力、Chris Eldridgeの声そのものも魅力。細かなジャンル分けは、どうでもいいかなあ。

追記:

その後も聴いていたらChris Eldridgeのギターを聴いていたらラルフ・タウナーを思い出した。

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Julian Lage, Chris Eldridge: Avalon (2014, Modern Lore)
1. Stone Cross
2. Mean Mother Blues
3. Keep Me From Blowing Away
4. Whiskey Before Breakfast
5. Open Up the Window, Noah
6. Wilson's Waltz
7. Someone to Watch Over Me
8. Ginseng Sullivan
9. Steady Proof
10. Any Old Time
11. Butter and Eggs
Julian Lage(g), Chris Eldridge(g, vo)