K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Tim Berne: Fulton street maul (1987) 新作の訳がないかあ

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 最近気になるティム・バーンのBandcamp上のサイトを見ていると、アルバムが増えている。

2016年リリースと表記されている本作を試聴すると、ビル・フリーゼルが吠えている、ではないか。かつては破壊活動をしていた新左翼の活動家だったが、最近は中道左派で穏健な主張をしいている、って感じのビル・フリーゼル。勿論、ギーンと吠えているほうが好み。嬉しくなってダウン・ロード。

チェロ、ギターが吠える中で吹くティム・バーンは格好いい。かなり直球で好み。最近のアルバムにない燃え方に嬉しくなる。しかし、この記事を発見。

1987年のColumbiaのアルバム。チック・コリアのマッド・ハッター・スタジオの録音。同じくColumbiaで録音していたブライスもチェロ、ギターを入れていたし、何となく既視感がある編成で納得。

バーンの音世界は、ある意味大きく変わっていなくて、30年後の音を当時から出していたようにも聴こえる。もう少し聴いてみよう。

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Tim Berne: Fulton street maul (1987, Screwgun records)
1. Unknown Disaster 05:53
2. Icicles Revisted 09:32
3. Miniature 07:06
4. Federico 09:15
5. Betsy 12:44
Tim Berne(as), Bill Frisell(g), Hank Roberts(cello, voice on5), Alex Cline(perc, harmonic singing on 5)
Engineer: Geoff Sykes 
Producer: Gary Lucas