Ben Monder: Flux (1997, Songlines Recordings)
1. Muvseevum 6:40
2. Flux 8:32
3. Food For The Moon 8:13
4. Red Shifts 2:02
5. Jello Throne 9:48
6. Don't Look Down 5:11
7. Orbits 7:05
8. O.K. Chorale 7:39
9. Lactophobia 3:11
10. Propane Dream 8:33
Ben Monder(g), Drew Gress(b), Jim Black(ds)
Engineer: Bob Ward, David Baker, Fred Kevorkian, Richard Roeder
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[2019-03-29] 好きだなあ、こんな音
先日、以下のサイトを拝見。ああそうだ、久しぶりに聴かなきゃ、と思った:
ギタリスト、ベン・モンダーのデータベースを公開しました。https://t.co/EXCCjASHxP
— 北澤/Untitled Medley (@kitazawa0831) 2019年3月25日
助かるなあ、記憶力薄弱な年頃なので適切な外部トリガーは嬉しい。勿論、ECMのアルバムやブレックマンとの共作で、好み、それも好みの中心のギター奏者と知っていたが。50代で気になった奏者は頭のルーチンに這入り難い。哀しい。
昨年、マリア・シュナイダー・オーケストラを聴いた時、異彩を放っていた印象が強く、また聴かなきゃ、と思った筈なのだけど。
このアルバムはデビュー・アルバムなのだけど、がっちり好みを突いてくる。共演のジム・ブラック、ドリュー・グレスまさに好みの線なので、瞬間瞬間がハマってくる。何回も書くが、2000年以降のビル・フリーゼルへの残念感が「奇妙な味」の喪失にある。ベン・モンダーは「奇妙な味」を持っている訳ではないが、3人が作る音場の「ヒネリ」「ネジリ」のようなものが、美味しいのだ。
ああ好きだなあ、こんな音。北澤さん、有難う。
追記:しかし、1997年にこの音を聴いて、同じ感覚になったか、どうだろうか。これを聴いて思い出すのは、モチアンのElectric bebop band。2000年過ぎにヴィレッジ・ヴァンガードで聴いたが、あまり面白いと思わなかった記憶がある。今、の感覚で遡行するから面白いのか、そんなことを感じたり、考えたりすことは、嫌いじゃない。面白い。