K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

John Zorn: InSaalfelden Jazz Festival (1988) 面白くない、訳がない

John Zorn: InSaalfelden Jazz Festival (1988)
1. Milk and honey
2. Along came John
3. The way I feel
4. Minor swing
John Zorn(as), John Patton(org), James "Blood" Ulmer (g), Bobby Previte(ds)
Recorded Live at Saalfelden Jazz Festival, Saalfelden, Austria, August 28, 1988
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ゾーンとウルマーの共演盤、ということで目眩。最近はキッパリ、ブートには手を出していなかったが(きりがないし)、これは聴きたかった。

録音もまずまず、演奏は面白かった。

これ、パットンのオルガンが骨太な芯を作って、はみ出し気味のウルマーに刻ませる構図。確か、って記憶を辿ったら、共演歴があって1960年代末のブルーノート。そんなギターの変態音を抱えたソウル・ジャズのリズム・セクションで、ゾーンが吠える、そんなライヴ。

面白くない、訳がない。

勿論、ゾーンの精緻な仕掛け、のようなものは全くないので、そんな面白みはないのだけど、それだからこそ楽しいアルバムなんだろうな。理屈っぽくないから。