K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Afi "Sika" Kuzeawu: Nubu (2021) ベースを弾きながら唄う、というと

AFI SIKA KUZEAWU / NUBU

Afi "Sika" Kuzeawu: Nubu (2021, Unit records)
1.Xexe Sia
2.Eyige
3.Nubu
4.Mon Coeur Bat
5.Soleil
6.Perle
7.Nunyuie
Afi "Sika" Kuzeawu(vo, b), Gianni Guida(p), Flo Hufschmid(ds)

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夜中にディスクユニオンの販促メイルを見てしまい、つい聴いてしまったアルバム。トーゴ出身の唄うベーシストって、何か惹かれるよね。早速聴いてみて、サブスク万歳なんだけど、寝損なった。

ベースを弾きながら唄う、というとエスペランサ・スポルディングを思い出すが、デビュー作Jinroは案外素朴で、その後の「開花」には驚いてしまった。

このアフィ・シカ・クゾウ(でいいのか?)も初期のエスペランサと似た、ちょっと軽い、清々とした感じが良い。アフロっぽい節回しが素朴なヨジれ方で、聴いていて楽しい。

欧州ジャズらしい透明感が強いピアノと合わせたようなベースの音色と、そんな素朴な唄が案外良く溶け込んでいる、ことが面白いアルバム。覚えておきたい奏者。