K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

金沢・辰巳用水遊歩道:お仕舞い方の桜の候を過ごす

3月末に咲きはじめた金沢の桜。染井吉野ではない桜が沢山あるから、一月経った今も何処かしらで咲いている。ボクの仕事場の前にも枝垂れ桜があって、ようやくお仕舞いになろうとしている。昨日の抜けるような蒼天のもと、数少なくなった花弁がゆっくりと落ち…

お茶の水ディスクユニオン:この歳で火がつくと手がつけられない(2)

金曜日で打ち止めにする予定だったが、土曜の朝にこのサイトを読んでいて、また虫が騒ぎ出した。気になるレコードが呼んでいる。11時の開店を待ってディスク・ユニオンに出かけた。昼過ぎフライトまでだから、30分の制限時間。 このサイトで改めて認識した…

PCオーディオ用Mac miniのメモリ容量アップそして高分解能音源(Keith Jarrettのケルン)のこと

基本的にはLPレコードの日々なのだけど、勿論、PCを用いたディジタルアーカイヴも維持していて、重宝に使っている。現在はMAC miniにラックスマンのDA-200を接続し、山水の管球パワーアンプで鳴らしている。LPレコードよりもきついが、プリ・アンプを入れて…

コトバでジャズを聴き、オトでジャズを読む2 −村上春樹の世界−(ジャズ会#25)

9月は1冊目からモダン・ジャズを。今回は2冊目からモダン・ジャズ。

卯辰山:去りゆく櫻花に別れを告げる場所(4月16日)

昨夜はハーシュのコンサートのあと、清水坂「太陽と星のバー」で呑んでいた。居心地の良いバーがあると、出かける悦びは何倍にもなる。そのときの雑談のなかで、金沢では3週間くらい桜が楽しめると云うと、驚かれた。そう、同じ株から分けられ、一斉に咲き…

Fred Hersch@Cotton Club 生の甘みを味わうような

いつだったかSuzuckさんから教えてもらったライヴ。ボクはライヴにあまり出かけない。日々忙しく暮らしていると、なかなか気分がそちらへまわらない。日々の生活の雑事や仕事でアイテム的には満杯になっているのだ。いつも、自分の気持ちが残容量が僅かなUSB…

お茶の水ディスクユニオン:この歳で火がつくと手がつけられない

先週のExile recordsでの会話で音盤の音質の面白さ(意識はしていたが、泥沼のように思えたので考えなかった)に火がついた。この歳で火がつくと手がつけられない、と思う。先年、あの世に行った親父の音響装置を見てもそう思う。やれやれ。Exilの村田さんと…

ELENCO:ボサ・ノヴァをもう少し聴いてみようと思って

先日、竪町のオヨヨ書林で惜しくも自裁し果てた中村とうようさん編のボサノヴァの入門書を手にした。何となく、気持ちのよい環境音楽的な聴き方をしていたのだけど、Joan Gilbertoなんかを聴いていると求道的な深さに惹かれることが多い。聴き流せないのだ。…

金沢 Exile Records Columbiaの60年代(Four&MoreとDenny ZeitlinのCathexisを聴く)

先日書いたように竪町のExile Recordsでよい買い物をした。その際、店主の村田さんとの話が、オリジナル盤(米国で最初に出たプレス)とその後の盤、日本盤の音質。店のサイトに出ていたマイルス・デイビスのFour&MoreとRound about midnightが気になって、…

犀川河畔の春:「酒と人情料理 いたる」の花見

いつの年からか、犀川河畔での「酒と人情料理 いたる」(金沢・柿木畠)の花見にお邪魔している。いつも肌寒さが気になっていたのだけど、今年は日中20℃を超える好天。すっかり嬉しくなってしまった。

金沢・竪町「Exile Records」LPレコードの海に沈められる

店主の村田さんの圧倒的なレコード知識と、棚から出てくるレコードの豊かさに殴られてしまった。その場で同じ音源のプレスの違いでの音を聴き比べたのだけど、確かに違う、ということが理解できた。

金沢・笠舞「金沢めぐみ幼稚園」園庭の櫻

終着点は「金沢めぐみ幼稚園」の園庭の櫻。とても好きな場所。金沢に転居した最初の年に卒園生(と云うのかな)のMさんに教えてもらってから櫻の季節に訪れている。

光と闇の接点に

この季節、街中には二回夕暮れがやってくる。陽が傾きやってくる夕暮れ。そして、あちこちの名跡に灯っている誘蛾灯のような光が落ちて、集まってきた人達がまた散っていく頃。街の中が本当に暮れていく頃、自転車のペダルを踏んで、観櫻に出かけた。

Joni Mitchell: Clouds (1969)  春が来て暗さを感じる奇妙さ、のなかで

3月に仕事場の引越があった。随分と広くなって、気楽に音楽を聴いている。ただ広い部屋に独りでいると、夕暮れとともに窓から忍び込んでくる闇に背中から包まれていくような感覚がある。気がつくと、より深い漆黒のなかにゆっくりと落ち込んでいくような春…

気忙しい日々なのだけど桜咲く犀川河畔を走る

法島から上菊橋をのぞむ

Gerhard Oppitz: Japanese Piano Works(2011) 静謐な春を過ごす

ボクのなかで春は、温い大気のなかで泳ぐ桜花を眺めることからはじまった。南からの風が吹き込む頃、一気に花が咲く。いつも柏尾川沿いの変電所に咲く桜が一番。3月の第三週の頃。桜が咲く頃は夜も肌に纏わりつくような暖気だけが記憶に残っている。そうい…