バナナレコード・ジャズシンジケート
--------------------------------
東京の次は名古屋。時間があれば3軒、栄のバナナレコード・ジャズシンジケート、大須のGreatest Hitsとハイファイ堂を廻る。Greatest Hitsのあと時間が少々足りなかったので、迷ったけどバナナレコード・ジャズシンジケートへ。これが大正解だった。
Greatest Hits
今回のレコード屋巡りのテーマは60年代Blue Noteを中心としたヴァンゲルダー・カッティングの蒐集。必ずしもオリジナルにこだわらないで、リバティでもいいから安価なものを、という感じ。原点に返ると、ジャズらしい音の良さを味わいたい、ということだからね。Greatest Hitsには、リバティ盤中心に沢山のBlue Noteがあったのだけど、気になった盤の全てにヴァン・ゲルダーのサインが入っていない。リバティでも入っていない盤があるんだなあ、ということ。その後のジャズ・シンジケートでは、廃盤特集箱にざくざく。目眩がしたね。
7枚のBlue Noteはバナナ・レコードで購入。ロリンズとハバードはNYCレーベル、あとはリバティ。全てヴァン・ゲルダー刻印。ロリンズを除いて、昔のレコード新譜くらいの価格。ピアノはハンコック、ヒル、ピアソン、キューンと、好みの奏者。特にピート・ラ・ロカのBasraの入手は嬉しかった。キューン、スワローのリズムセクションだからね。ロリンズは1500番台のモノラル・プレス。欲しかった一枚。ディスク・ユニオンの復刻盤2枚分だったから躊躇せず手にした。ボクが持っているCDやUA期のLP(音符レーベル)では「嫌な音(うまく表現できない)」が入っていて、もうすぐ発売予定のディスク・ユニオンの復刻盤を買おうと思っていたからね。
あとは、コルトレーンのベタ名盤。これもヴァン・ゲルダーカッティング。エヴァンスの1枚は、「多分」生前発売されたリーダ作で未入手だった1枚。これで揃った、かどうかは不明だけど、もういいかなあ、という感じ。なんか気が抜けるほど、素晴らしい箱だった。異様な達成感があった。
あとはECMの2枚。ホランドとデジョネット。ECMはこんな感じでゆっくり集めます。ちょっと骨っぽい盤2枚を入手。ハバードのBacklushは多分オリジナル(に近い?)一枚。丁度、外貨規制が緩和されて、レコード会社が「直輸入盤」を販売していた時期のモノ。ノーマン・コナーズはソウルっぽいもの。菅野邦彦はオーディオ・ラボの録音期待(1000円もしなかった)、マイルスの初期は聴かないのでLPで持っていなかった。まあ、これは国内盤でいいかなあの廉価版。ウェスのAffinity盤は素晴らしいライヴ。この手の発掘盤は録音云々の世界じゃないから、こだわらず国内盤。一枚500円くらいだからね。このあたりはGreatest hitsの「餌箱」は楽しい。最後はクラシックの1枚。ショスタコーヴィチの5番。バーンスタインの東京公演ライヴ。楽しみ。
これで年内お仕舞い。当分、オークションもやめて、入手したレコードをじっくり聴きたいと思う。(思いたい)
(カメラを忘れたので携帯電話で撮影。解像度に問題があるがご容赦)