K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

TOSHINORI KONDO IMA IN THE '90S, THE BILL LASWELL REMIX(1991) ラズウェルによる洗練過程が入っているので

TOSHINORI KONDO IMA IN THE '90S, THE BILL LASWELL REMIX(1991,Alfa record)
1. Long Version 13:43
a) China demonstration
b) F1 Republic
c) No more borderline
d) Cool okesa
e) Metal bind
2. a) - e) Short Verson 6:47
KONDO IMA
近藤等則(el-tp,vo), 富樫春生(key), ЯECK (Friction)(el-g, b), 酒井泰三(b, g), 山木秀夫(ds, perc)
Recorded at Greenpoint Studios (NY, USA)
Engineered by Robert Musso
Produced by Bill Laswell
Original version of a) - e) is in the album "TOKYO ROSE"

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1980年代後半、ジャズ周縁の場を沸かせた感がある近藤等則IMA。ボクはロドニー・ドラマー、セシル・モンローとの初期のプレイが好きだった。昭和記念公演で聴いたかな。東京ミーティングの翌年くらいか。それもあって、1985年だったか、実行委員をやっていた本牧ジャズ祭に招聘したのが懐かしい。

最終期はチネチッタのLDで、ライヴの様子は楽しめる。勿論、悪くない。爆発的なビートと電気トランペットの空間破壊力、って感じかな。

1979年にトリスタン・ホイジンガーとのデュオのライヴが、ボクのインプロ聴きの契機だったので、IMAにはタマげたけどね。それもジャズ周縁への関心のスタートだったかもしれない。小島アヴァン本で再認識した。

 このアルバムはラズウェルによる洗練過程が入っているので、ボク的には好きだな。末期IMAの何となくズレのようなものが、見事に濾過・除去されているような気がする。だから今も違和感なく聴けるな。

それにしても当時20代だったボクも還暦。近藤等則は立派な爺に仕上がっている。仕上がり感抜群の2大巨頭が川崎燎と近藤等則だと思うのだけど、片方の方はさらに仕上がってしまった。近藤等則には、、まだまだ何かやらかして欲しいな、と思うのだけど、どうだろうか。

イン・ザ・’90s・ザ・ビル・ラズウェル・リミックス

イン・ザ・’90s・ザ・ビル・ラズウェル・リミックス