K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Ruben Van Rompaey Feat. Toshinori Kondo: Tokyo Fusion (2021) 嬉しいな、こんな儲けもの音源

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Ruben Van Rompaey Feat. Toshinori Kondo: Tokyo Fusion (2021)
1. Dream Warriors 03:36
2. Ginza Lounge 05:26
3. Shibuya Crossing 03:44
4. Darbuka Lounge 04:21
5. Ginza Lounge -, Pt.2 04:54
6. This Ain'T Lounge 04:23
7. Corona Avenue 05:15
8. Mister Tabla 04:17
9. Coming Up 05:03
10. Rainbow Bridge 04:20
11. Lunar Eclipse 02:27
12. Kyoto Nights 04:30
13. Tribute 01:32
14. Downtown - Bonus track Bandcamp only 03:50
15. Shibuya Crossing (Version 2) - Bonus track Bandcamp only 03:44
Written, performed and produced by Ruben van Rompaey, Bergen op Zoom Holland 2014-2020.
Featuring Toshinori Kondo - electric trumpet
Executive producer: Frans C.M. van Rompaey
Guitar solo 'Ginza Lounge - Part 2' by Rutger van Rompaey
Vocal samples by Maarten Zweers
Mastered by Rutger Verberkmoes @ Accent Audio Studio Bergen op Zoom, Holland.

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早いもので近藤等則があの世へダイヴして、早くも1年以上が過ぎている。しかし妙な存在感が残っているところが彼らしい。

 これはBandcampで見つけた音源。近藤等則の死後リリースされている。

「近藤さんとは2011年の日本ツアーで初めてお会いし、京都、佐世保、福岡の3カ所で印象的なコンサートを行いました。近藤の素晴らしいエレクトリック・トランペットと、中東のドラムやパーカッションの魅力的なビートが出会うという、ユニークな出会いとなりました。
このアルバムは「Tokyo Fusion」と名付けられ、私たちのコラボレーションから生まれた相乗効果を表現しています。2014年から2020年の間に私が作曲し、プロデュースした楽曲をまとめたもので、すべて近藤の素晴らしいエレクトリック・トランペットの即興演奏をフィーチャーしています。
オリエンタルなサウンドスケープと定期的に融合し、時空の境界を越えていく近藤の自由な精神に満ちたエレクトリックトランペットの真髄を捉えたアルバムです。2014年のオリジナル音源の一部はアルバム『Mirage』に収録され、本作のために特別に再編集、リマスタリングされた。
楽曲は大きく2つに分けられ、第1部には未発表曲、第2部には主にリミックスやリマスタリングされた楽曲が収録されている。

2020年10月、近藤等則は惜しくもこの世を去りました。
その音は永遠に宇宙を驚愕させ続ける、近藤の超創造的次元に捧げるアルバムとして、このアルバムをリリースすることを光栄に思います!"
-ルーベン・ヴァン・ロンペイ 

これが実に好み。近藤自身によるアルバムはソロ、IMA21含め、ある種の煮詰まった感じが否めなかったのだけど、これは肩の力が抜けた軽妙なもの。実に柔らかく、楽しい。こんな感じで吹く近藤の軽い飛翔感がいいのだ。

近藤の好きなアルバムは、近藤100%、ではなくて、共演者と美味い化学反応を起こしているもの:

 

嬉しいな、こんな儲けもの音源。