K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-01-01から1年間の記事一覧

京都・寺町二条「三月書房」5年ぶりに

土曜日は京都駅からぶらぶら歩いた。本当はレコード屋に行く積もりだったが、気が変わって三月書房へ。 数年ぶりに。相変わらず目眩するような品揃え。入り口近くに間章2冊、誰が読むのだ。店主レジ前がアナキズム棚で、辻潤、大杉栄、黒色云々。そこに辻ま…

Kyoto walking, December 15

京都駅から烏丸通りを北上、丸太町まで。丸太町通りを寺町まで。寺町通りを南下し、御池通りで川端通りまで。 ずっと雲をみていた。

Kyoto station, December 15

岐阜から在来線でゆっくりと西へ。北からの大気と、南からの大気が、せめぎ合う冬の前線のような路線。醒ヶ井から関ヶ原を抜けると湖東に出る。そこは滋賀県という名前の北陸の出島。暗い雲が流れていた。今日は北の大気が優勢で、京都も洛北の辺りは黒い雲…

岐阜・コルクの気まぐれ

昨日は名古屋での用務。新しい仕事のキックオフだった。今、猛烈に忙しい理由。 その後、本山の居酒屋で懇親会。散会の後、岐阜へ。混み合う名古屋では人酔いするので、宿をとった岐阜へ。わずか20分で静かな落ち着いた街へ。駅前の繊維問屋街が、往時の繁栄…

Gifu, December 15

林栄一、斎藤徹、小山彰太: 往来トリオLive 雲は行く(2000) 強く惹かれている

黙々とボンバ・レコードから届いた21枚のCDを聴いている。 予備知識もなく、適当に選んだのだけど、外れがない。何れも濃厚なのだ、ボクが好きな日本のジャズの薫りが。 1980年頃に聴きはじめた日本のジャズは、多くの新人も大きなレコード会社から出ていた…

7AM at Kanazawa station

セイゲン・オノ: at the Blue Note Tokyo(2000) 霞のように軽く漂う音が織りなす墨絵のなかで

ボンバの日本のジャズシリーズ(4枚目): 昔読んだ村井康司のディスクガイドで、セイゲン・オノのアルバムが紹介されていて、何枚か持っていた。1990年代後半のアルバムだったが(コム・デ・ギャルソン向けとか)、たまに聴きたくなる好盤。曲が良くて、洒…

JAZZ忘年会@12/11の音響機材(タンノイ・スターリング)

昨日は、昔よく集まっていた通称「ジャズ会」の忘年会。場所は長町にある古いお屋敷を使ったエスニック料理店。KさんとMちゃんの骨折りに感謝。美味しいタイ料理を頂きながら、呑んだ呑んだ。適当に選んだ曲は: この店では最近、スピーカを入れた。中古のタ…

JAZZ忘年会@12/11のセットリスト------今年聴いた音楽(今年の音楽、ではない)

忙しい一年で、Kさんと遊び始めた頃と仕事量が全く違う。すっかり仕事のstageが変わってしまい、隠棲気分がすっかり飛んだ年だった。 手当たり次第、聴いた音をsampling, compileしてみた。いや、もっと音響的なアルバムも聴いたが、入れ込めていない。レコ…

能登へ

能登へ仕事で出かけた。別の國に行く。箱庭のような金沢から出ると、大気の透明度が次第に高まり、景色が生々しくなっていく。 穴水で雲が切れ、蒼天が覗いた。確かに、青空ではない。底のない淵を覗き込んだような黒さ。いつだったかマウナケアの頂上で見え…

贅沢な自宅宴会(香箱編)

近所のAくん、Nちゃんとの香箱宴会は何年ぶりか。以前、浅野川沿いの貸しスペースでやって以来じゃなかろうか。Nちゃんの香箱捌き、Aくんの香箱卵焼き、が印象的だった。今回は、その他のメンバーも加わり6人で。 札付きの香箱蟹: 捌く: 捌いた後1: 捌…

贅沢な自宅宴会(北陸の食卓なんだよなあ)

先日の鱈鍋といい、 昨日の香箱宴会といい、北陸の食卓なんだよなあ、と思う。実に豊か。 ボクは冷凍してあった岩魚を焼いた: Eちゃんの富山土産の鱒寿司: Aくん父の金沢春菊のサラダ(生食が美味い): 豚肉の角煮?にクレソン?: 鱈の子附け: 写真を取…

贅沢な自宅宴会(香箱編)

近所のAくん、Nちゃんとの香箱宴会は何年ぶりか。以前、浅野川沿いの貸しスペースでやって以来じゃなかろうか。Nちゃんの香箱捌き、Aくんの香箱卵焼き、が印象的だった。今回は、その他のメンバーも加わり6人で。 札付きの香箱蟹: 捌く: 捌いた後1: 捌…

日本のジャズのセール(ボンバ・レコード、その2)

あまりに内容が良かったので、調子に乗ってセールで2回目の注文を行った。 まずはオノ・セイゲンのライヴを聴いているが、実に好みに合って、嬉しい。しばらく聴いていたい。このあたりをしっかり聴きたいという意識がふっと消えた1980年代末から2000年代末…

雪の後(2018.12.9)

小松に降り立つと、北陸らしい冬の好天だった。雨、霰、晴、曇が入り乱れた空。 帰宅して片付けが終わる頃には晴れてきた。犀奥の前衛の嶺が雪を纏っていた。大好きな景色がいよいよはじまった。一日眺めていても、一季眺めていても、いや何年も見飽きていな…

松風鉱一: Lindenbaum Session(2008) 伝統的なジャズの感じだよね、という印象を与えながら、何処か

ボンバの日本のジャズシリーズ(3枚目): これも良いアルバム。音が良い。親密な音空間が、やや湿潤な感じで納められている。音が柔らかい。このあたりも日本のジャズかも、と思わせる。いつだったか、山下洋輔トリオのENJA盤を聴いたとき、音のパキパキ感…

Haneda on Sunday

7AM Flight to Komatsu at 830AM

雨の乾季に(バンコク・スクムヴィットSoi 11の奥)

バンコクは乾季で、一年で一番涼しく爽やか、な筈だった。 一昨日、昨日と35℃とソンクランの時期にこそかなわないが、雨期の後、8月の頃とあまり変わらない。それどころか、夜半過ぎに雷鳴とともに雨音が聞こえる。 暗い朝を迎え、雨脚があまり弱った感じで…

バンコク・Hock Shark Fins Restaurant

Nちゃんからは、またか、って云われたけど、いいんだよ、マンネリでも。 というマンネリのタイでの食事、フカヒレのコース。現地日系企業の駐在員に教えてもらったのは2007年。それから店が少しだけキレイになったこと、値段が少しだけ高くなったことを除け…

シーロムからタニアのあたり

昨日、打ち合わせの後、タニアの端にあるフカヒレ店へ。いつもはBTSチョンノンシーから行くのだけど、今回はMRTシーロムから。適当に歩いていたら、タニア中心の通りに入ったようだ。 こんだけバンコクに来ているが、エカマイやトンローのような日本人御用達…

翠川敬基/緑化計画: arbor day (2003) 幸せな弛緩

ボンバの日本のジャズ・セール・シリーズ(テキトー)。富樫雅彦のSketchを聴いた20歳の頃から、 翠川敬基のベースの音は深く意識に沈殿している。セール品のなかに、その名前を見つけた時には迷わずクリック。 到着後に、しっかりメンバーを見ると、片山広…

立花秀輝: Unlimited Standard(2011) 日本のジャズの良さ、を十分感じるのは何故だろう

先日のボンバ・ジャズのwebセールスで入手した盤。 先日聴いたアルバムが良かったことと、板橋文夫, 池田芳夫, 小山彰太という1980年のジャズファンである大学生(ボクのこと)が嬉しく仰天するような、リズムセクションで即クリック決定。結局、この時点で1…

December 6th, 2018

640AM, Komatsu 920AM, Tokyo 1030AM, Tokyo 420PM, Bangkok 5PM, Bangkok 530PM, Paya Thai, Bangkok 550PM, Soi 11, Skumvitte

日本のジャズのセール(ボンバ・レコード)

ボンバ・レコードのtweetをみて、日本のジャズを11枚を注文。 1990年代から2000年代まで、あまり(いや殆ど)聴けていない。だから嬉しい(その時期かどうか、よく分かっていないが)。チョロイ響きがある和ジャズなんて書いていないのも嬉しい(極く個人的…

暖かな12月

次々と雲が流れていく。南から風が吹き込んでいるのか、今朝の寒暖計は20度弱を指している。雪に身構える日々なのだけど、本当に降るのだろうか。

Alexander von Schlippenbach: Features (2013) 何となく苦手感があったが

シュリッペンバッハって何となく(本当に何となく)苦手感があって、35年前にグローブユニティが合わなかったんだと思う、その後は聴いていなかった。 先日、1965年のギュンター・ハンペルのレコードでのピアノが美しく、素晴らしいジャズピアニストなんだな…

Charles Mingus: Jazz In Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden (1973) ドン・ピューレン、ロイ・ブルックス

ここ数週間、入手するか迷っていたアルバム。JOE氏のBLOGを読んで、即、入手を決めた: Charles Mingus - Jazz in Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden - あうとわ~ど・ばうんど https://t.co/JQT99nVZsO #はてなブログ — JOE (@JOE_as) 2018年11…

Steve Lacy: Reflections (1958) レイシーのモンク集

今に至っても、モンク集のアルバムは出続けている。1959年発売のこのアルバムはその走り、か? レイシーとモンクは共演歴はあるが、残されたアルバムは僅か。このアルバムはモンクとの共演前に吹き込まれた。レイシーの初期のアルバムでモンク集。特にフリー…

Stanley Clarke: Children Of Forever (1972) 知らなかったクラークの初リーダ作

先週、高円寺で求めたレコード。 スランリー・クラークも「当時の」チック・コリアも好きなので、気になっていたアルバムで、最近、何店かで見かけて、ついに購入したもの。 実は長い間、このアルバムの存在は知らなかった。ジャズを聴きはじめた1979年時点…