K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Misha Mengelberg: Senne Sing Song (2005) ストンと逸脱する瞬間のスリル

先日、久しぶりにミシャを聴いて、猛烈に聴きたくなってクリック。昨日、到着。 これはWho's Bridge(1994)やNo idea(1996) に連なる「一見(聴?)」正統的なピアノ トリオ。ドルフィーとの共演ピアニストに足る強靱なビート感覚でスィングさせる素振りを見…

出張から帰ったら届いていた音源(その2)

この一ヶ月のストレスは大きく、締め切りに追われるような状態。出張先でも落ち着かなかった。そんな訳で出張先でも細々と仕事。その合間に、つい注文してしまった訳で。。。 その後も届いたもの少々。注文の記憶がないものもあって(いや、しているのだけど…

Paul Bley: Mr. Joy (1968) ジャケットが気味悪く、手を出さなかったアルバムだが

Scorpioに引き続き届いたアルバム。 1960年代後半のブレイの演奏の印象は様々で、比較的馴染みやすいテーマを用いたものから、硬質のフリーまで。また小品も多ければ、ただただ長いライヴなんかもある。ピアノの響きは共通するが、多様に変化する感じ。 これ…

Paul Bley & Scorpio (1972) 早く聴くべきだったレコード

昨日届いたブレイの「電化アルバム」。早く聴くべきだったレコード。はじめて買ったディスクガイドで否定的であった、ことが擦り込まれていた、のだと思う。 後年のペデルセンとのデュオでなかなか聴かせた電気ピアノがグルーヴする快感、が潜んでいる。チッ…

出張から帰ったら届いていた音源

主に通販で購入したもの。聴かなきゃね。 これはアンドリュー・ヒルの4枚組。ブレイで味をしめたsoul noteのリマスター。あとはレコード。 これは随分前に注文したECMのレコード。新しいレコードカタログ付き。国内の店で買うよりは、まとめてECMに注文した…

やっと金沢に帰ってきた

実に3週間以上にわたり、動き続けた。出張から出張へ。 金沢=>成田=>ホノルル(6日)=>成田=>金沢=>小田原(日帰り)=>金沢=>七尾(日帰り)=>東京(宿泊)=>ハノイ(2日)=>バンコク(4日)=>東京=>金沢=>東京(宿泊)=>金沢(36時間)=>豊橋(2日)=>名古屋(半日)=>浜松(…

ハイキーな記憶(浜松へ)

日中は仕事で浜松へ。そして今は豊橋へ。 仕事だけの浜松の印象は真っ白で、ハイキーな記憶しか残っていない。

名古屋・袋町のあたり

袋町という通りに宿をとった。繊維街。まだあるんだ。福井に住んでいた頃、呉服町なんかがあって、衣類の商店で活気を帯びていた。今は清閑な感じで、ポッカリと穴が空いたようだ。それでも、岐阜駅前や、この通りのように残っている繊維街を見ると、ぼっと…

秋元雄史:おどろきの金沢(2017)まんまと釣り上げられた

おどろきの金沢 (講談社+α新書) 作者: 秋元雄史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ボクは金沢に住んでいるが、金沢の人間でない。大阪からやってきた。 ココで云う金沢とは、城下のことであり、そもそ…

全日本レコード& CDサマー・カーニバル@名古屋(バナナレコード・ジャズ・シンジーケート横)

今日は豊橋で仕事をしたあと、午後遅くに名古屋に移動。予定していた打ち合わせが、キャンセルになり、ホテルで休憩。その後、お決まりの「バナナレコード・ジャズ・シンジーケート」へ。 ところが、その奥が賑やか。レコードが見える。レコードの販売会であ…

街場の本屋

昨日から豊橋で仕事。少し早く着いたので、昼食場所を探して歩いてみる。残念ながら、少し歩いた範囲では居酒屋の昼定食ばかりで、そそらなかった。飯屋、のようなものが期待値だったのだけど。 その代わり、ふっと入った本屋がよかった。昔ながらの本屋の匂…

Ives Ensemble: Crane: 6 Trios/2 Solos/1 Quint (2017) ストライク

戦時中にメシアンが作曲した 世の終わりのための四重奏曲は好みで、幾つかの録音を持っている。 あのような、ボクたちが生きている空間の少し先、届きそうで届かない、清澄で何もない、そして空間の微妙な屈折率の違いが光の散乱や蔭をもたらすような、そん…

梅雨入り

海外に行っている間に入梅していると思った。 そうではなくて、久しぶりに過ごした金沢で梅雨入り。 犀奥の山々が遠のいた、ように感じる。

物心がついた頃の北陸本線

今日から再び金沢を出る。滞在時間は36時間弱。 駅で列車を待つ。小汚い普通列車に旅情を感じてしまった。 子供の頃、北陸本線に大阪発長野行きの鈍行が走っていた、のを思い出した。暫くして、米原発長岡行きになり、更に直江津行きに。次第に短くなってい…

Arto Lindsay: Mundo Civilizado (1996) なんて年だ

明け方から降り出した。低くアート・リンゼイを流している。 ブラジルの音が内包する狂気のようなもので軽くラッピングした音が、内向的な快感をヒットさせていく。 日本にやってくるのだけど、全く仕事で都合がつかない。金沢に来るオルークも聴けない。な…

Walter Norris: The Trio (1961) 流麗なのだけど

先日入手した、2000円ちょっとのRiversideのMono盤。ウォルター・ノリスははじめて聴く。実は未聴レコードの山のなかに、ペゲとのデュオ(Enja)があって、これを書きながら聴いている。 RiversideのMono盤、エヴァンスがそうであるように、ピアノの美しさと…

芝寿し: 初夏の野菜たっぷり弁当

在金沢24時間切れで東京へ。溜まった仕事を抱え、移動中。 東南アジアでは過食気味なので、まず食欲を抑えねばならない。 店に入る時間がなかったので駅弁を購入。なんとなく芝寿しのコーナーへ。 職場の行事でも良く出される定番。 目に止まったのは、野菜…

佐藤允彦 & Medical Sugar Bank: MSB Two (1980) 「風」のアルバム

バンコクから帰ってきて、収納できないで並べてあるレコードをターン・テーブルに載せる。 いつだったかレコード屋で見つけたので入手。この手のフュージョンは依然「投げ売り状態」なので安価。 佐藤允彦のアルバム全般に云えるのだけど、非常に出来が良い…

スクムビットsoi11-1 タイマッサージ・バイポー

この店を教えてくれたのは、10年前に一緒に仕事をした在タイの日本メーカーの技術者。 なんでもワットポーでの資格を取った施術者しかいないとか。本当か知らないけど。 いつもマッサージ前に仏様に祈っている。足マッサージ60分で300バーツ。約1000円。 フ…

Paul Bley, Gary Peacock: Mindset (1992)  不在、という存在

面白いアルバム。ピーコックとブレイのアルバムだけど、全てがデュオって訳じゃない。ソロも結構混じっている。 ともに音の多さで音の密度を高めようとする奏者じゃなくて、音空間を点描のように描いたり、そこを美しい音響で満たしたり。そして、ある種の現…

雨季の筈だが

バンコク・Suk11界隈 変わりいく街

気がつくと、スクムヴィットsoi 11のセブン・イレブンが無くなっていた。ユースホステル兼レストランのSuk 11を通り抜け、裏通りに入ると、全て廃墟となっていた。タイ飯屋、フレンチ、西洋人向け立ち飲み屋、エロ・マッサージ屋なんかがあった界隈。 ああ、…

Eliane Faria, André Mehmari, Gordinho do Surdo: Três no Samba(2017) 食傷気味、を払拭した

メーマリというと、少し、ではなく、かなり食傷気味。やや甘めのピアノも、束になって聴くと、甘味が辛くなる。そんな訳で、少し気持ちの中で距離を感じている。 ボクはサンバ、の今、を知らないのだけど、昔買ったサンバのアルバムが、あまり面白くなかった…

仕事を終わって(Hock Shark Fins と Hillary 3)

バンコクでのOFFの過ごし方は、とにかく緩い空気に浸る、それだけ。結局、相も変わらず、Hock Shark FinsとHillary 3。 タニアの端っこにあるHock Shark Finsでは、フカヒレコースの安い方、699バーツとビール沢山。人数が居たので、事前に予約。精算は1000…

スクムビットを歩く

仕事を終えると、ラッシュ時を過ぎ、人混みも和らいだBTSに。 その後は、路面からの熱気が未だ残るスクムビット通りをふらついた。 澱のように澱んだ疲れを取るために、馴染みのマッサージ屋に。 少し高いが、強く揉んでくれる。 外に出ると、熱気も湿気も少…

バンコク24時過ぎ

ハノイでの仕事を終えて、バンコクへ。 ようやくホテルに入ったのは24時過ぎだった。未だ喧騒のバンコクに。

今朝のハノイ

昨日は、昼にハノイに到着し、そのまま仕事へ。会食の後、ホテルに入って、眠りこけた。ハワイとの時差ぼけが修正できず、不規則睡眠で苦しんでいるが、そのまま2時間の時差を足すわけで、ハードルが上がってしまった。困ったものだ。 もう街に遊びに行く気…

Jimmy Giuffre, Paul Bley, Steve Swallow: Conversations With A Goose (1993) ブレイの音響的な美質が

ジミー・ジェフリー(1921年生)、ポール・ブレイ(1932年生まれ)、スティーブ・スワロウ(1940年生)によるインプロヴィゼーション集、と云ったアルバム。生年を書いてみると、世代がdecadeづつ異なることが分かる。1960年代のトリオの時点では、40代、30代、20…

ハノイへ(何が何だか)

朝のフライトで昼にはハノイへ。ハワイから羽田経由で金沢。金沢から小田原日帰り、金沢から能登、小松経由で羽田。湯島に泊まって、羽田からハノイ。もう何が何だか、でプログラム通りに動くだけ。 ハノイは30℃弱でまずまず。主催しているイヴェントの1日…

七尾・食祭市場から東京へ

今日は仕事で七尾へ。昼食は初めて行く食祭市場。二階の食堂。 ボクは刺身の丼ものは食べないのだけど、出来心で頼んでみた。 普通の刺身で少しがっかり。量は十分だったのだけど。 夕刻から羽田へ。宿はお約束の湯島。で、お約束のバーで呑んでお仕舞い。 …