K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2017-01-01から1年間の記事一覧

今季も一番の香箱蟹

昔からの仕事仲間が金沢にやって来た。張り切って店を予約。 今年も一番の香箱蟹を頂いた。

吉田野乃子: Lotus (2015) サックスソロの苦手感

トリオ深海ノ窓とともに、奏者からの直販。 実は、元来サックス・ソロは苦手。学生の頃にブラックストンのフォー・アルトに全く馴染めなかったからだ。息苦しさ、のようなものを押しつけられた感覚、だった。 ようやく管の音響の面白さ、に気づかされたのは…

シンガポールへ

朝5時半に家を出て、小松経由で羽田。そしてシンガポールへ。現地時間1730に着陸。日本では1830。入国審査を済ませ、ホテルに辿り着いたのは2000。中心地から離れた、郊外にホテルはある。飛行機の中が寒く、非常に疲れた。高々半日のフライトで、これだけ…

トリオ深海ノ窓: 目ヲ閉ジテ見ル映画(2017) 今の時代でなければ聴くこともなかろうが

吉田野乃子、田中啓文氏の本で知ったサックス奏者であるが、今の時代でなければ聴くこともなかったかもしれない。 というのは、JOE氏のサイトで新作の存在を知り、 youtubeでその音を知り、 そして奏者直販(野乃屋レコーズ: nonoko_yoshida@yahoo.co.jp)のCD…

日本のジャズ他

ここ一ヶ月くらいで入手したCDを並べてみると、見事に日本のものばかり。年末から2月一杯くらいまで、イヤになるくらい忙しい。つい買ってしまうのだ。

Pharaoh Sanders: Pharaoh (1964) ESPは

週末に届いていたレコード。ESPは、昔、日本のレコード会社から出た廉価盤でアイラーとコールマンを揃えた時に、ゴリゴリのフリーだなあ、と思った。40年近く前だ。だからフリージャズを聴かなくなると、気にすることもなくなった。 しかし、今になってブレ…

新宿ディスクユニオンでの猟盤

皇居の周りを3周走ってから、一服して新宿へ。勿論、レコード。新宿東口を歩いていたら、目付きが病気っぽい、ヤバいオッサンが正面から来た。呆然としながら、目線が宙に飛んでいるのだ。いかんと思って避けたら、彼はボクと同じディスクユニオンの紙袋を…

皇居ランニング(2)

金沢に戻る前に、ひと走り。一般参賀の規制で丸の内側は大回りだったが、気持ち良いので3周した。 走っても走っても疲れなくて、余力を残した。なんか数年前のラン・モードに遷移したのかと思えるほど、気持ち良い。明らかに、百万石ロードレースの頃とは違…

関内での猟盤

久々のディスクユニオン関内。みなとみらいでの仕事後。 日本のジャズ2枚。寺下誠のレコード。グロスマンとのセッションから気になる人。どんなのだろう。山下洋輔トリオ解散後すぐくらいのソロ。あとはブラジル。バーデン・パウエルとジェルジュ・ベン。内…

お茶の水界隈での猟盤(2)

東京DAY-2の猟盤。昔の同僚と会う約束をしていたので、極く短時間。 マイルスのベルリンの再発盤。モノラル。美音との評判で高価だけど購入。実はamazonで注文していたが、入着遅延でキャンセルした。オリジナルの西独盤(疑似ステレオ)も持っているが、そ…

今週後半は、なのないバー(明日は29周年、だそうで)

今週後半の3日間は、御茶ノ水に投宿し、横浜に通った。 1日の締めは「なのないバー」。全く、工夫のない過ごし方だけど、それがいい。 何でも、明日は29周年らしい。何か普段と違うのかって店主に聞いたら、別に、だそうだ。

みなとみらい

仕事で「みなとみらい」に来ている。ボクが神奈川に住んでいた昔、は工事中だったか。あの薄汚い駅舎や野毛の荒んだ感じが懐かしく、駅を挟んで別天地になってしまった。未来が、こんな場所だと思っていたのだろうか。寂しげな観覧車やビルディングのむこう…

皇居ランニング

久しぶりの、まともなランニング。忙しかったこと、荒天続きだったことで、11月はロクに走れていない。だから、とてもスッキリ。体から毒素が抜けた感じ。

お茶の水界隈での猟盤

仕事で比較的長く、東京へ。早速レコードを見に行ったが、今ひとつかなあ。興味は1970年代のindia navigation, whynot, strata eastとか、そのあたり。今回はなかったなあ。バーゲン前の静けさ、かなあ。その代わり、欧州盤が多め。 上2枚はcandidの欧州盤…

束の間の晴天

暫く、音楽の話を書いていないのは、気持ちを落ち着け聴く時間がないから。無理に聴くこともないし。今、北陸新幹線の中で、ノイズキャンセル機能がついたヘッドホンを使って、小音量でECMのアルバムを聴いている。そんな感じが丁度良い。 昨日の金沢は晴天…

金沢で聴いたMJQ

もうMJQを最後に聴いてから、何年だろうか。apple musicでかけてみたら、妙に懐かしかった。レコードを買ったのは大学2年の頃だから、もう40年近く前のことだ。一所懸命聴いたあの頃、は遠い昔だ。何であんなに聴いたのだろうか。 再び聴いたのは、 金沢・…

嵐の後

嵐の後、釜が開いたように黒雲が割れた。犀奥の峰が見え始めた。 今年、11月の大半は雲の下。 先日、もっきりやで一緒になった新潟出身の姐さんが「気が滅入る」、と云ったのが何だか可笑しかった。そんな育ちじゃ、なかろうに。関東・関西で育ったボクは平…

Arturo Benedetti Michelangeli: Live in Tokyo 1973 レコードで聴く

シューマン : ウィーンの謝肉祭の道化 「幻想的風景」 | ショパン : ピアノ・ソナタ 第2番 | ラヴェル : 高雅で感傷的なワルツ, 夜のガスパール (Arturo Benedetti Michelangeli ~ Live in Tokyo 1973) (Live) (2LP) [Limited Edition] [Analog] アーティス…

ECMストリーム解禁(まとめサイト的なものリスト)

ECMのストリーム解禁(apple music, Spotify)は喜ばしい。 プレス・リリース: ニュース: 基本的には音響を愉しむレーベルなので、CD/レコードで聴くべきなので、購入前に試聴ができる、からである。またECMファンって、所謂ジャズファンと重畳しながらも…

キューバ、カリブ、ブラジル、アルゼンチンそしてフランスからアフリカ、何故か中近東

はじまりはこれ: David Virelles "Gnosis"めちゃめちゃいい。最近語彙はめちゃめちゃいい、しか使えてないけど、これは良い。Afro CubanとECMの見事な融合。融合というか抱擁?かっこよすぎ。こんなルンバやられたら惚れるしかない。キューバンに詳しい人の…

Evan Parker, Matthew Shipp: Abbey Road Duos (2006) 二つの異なる味

マシュー・シップはジョン・ブッチャーとの演奏がとても素晴らしく、気になっている。最近まで聴かなかった奏者だけど。ジャズ的な音であり、また響きの美しさ、で群を抜く。ボクの頭のなかで、先日逝去されたムハール・リチャード・エイブラムスと同じアド…

Arturo Benedetti Michelangeli: Live in Tokyo 1973 究極的な音響の美しさ

ここ暫く、クルマのなかでは、これを聴いていた。最近はFree Music、南米音楽、ECM、そのどれをとっても「音響的な美しさ」に浸ろう、としているように思える。その感覚を究極的に満たす音は、これじゃないか、と思い立ったのだ。 特に2枚目のCDに収録され…

Naná Vasconcelos: Africadeus (1973) フランス制作のレコードの中に行儀良く

先般、入手したSaravahのアルバム。1973年の録音なので、こちらのほうが先に出ている。1975年のセカンド・プレスでジャケットが異なる。RCAから出されているSaravah盤。音質は先日のアルバム同様、満足がいくものだ。 奏者はナナ・ヴァスコンセロスのソロ。…

Gjertrud Lunde 21世紀の今の音、そのもの

平賀さんに誘われ出かけたのだけど、まさかの素晴らしさ。K君も来ていて、「ピアニストはECMのBlack IceのWolfert Brederodeですよ」 って云われても、最近は奏者の名前がさっと入らない。ヴァスコンセロスなんてスペルも書けるのに。加齢。 北欧の歌い手に…

目まぐるしく変わる空

今日は検診で病院へ。歩く道すがら、空を眺めていた。時々刻々、蒼天から雨天まで忙しく変化する。雷まで鳴った。週末には雪が降るという。もう冬だ。

Naná Vasconcelos, Nelson Angelo, Novelli (1975) サハラ以南のアフリカの匂い

ボクの世代のジャズ・ファンの多くが(多分)そうであるように、パット・メセニー・グループ(PMG)での存在感で、ナナ・ヴァスコンセロスを知った。1980年代の中頃から1990年頃じゃないだろうか。ウェイン・ショーターのを通じ、ミルトン・ナシメントを知った…

SaravahのNana Vasconcelosが届いた

最近、Saravah本を読んだが、面白い。あの手の本がイケないのは、欲しいレコードが増えること。SaravahのヴァスコンセロスはCDで持っていたのだけど、レコードが欲しくなった。やれやれ。 仕事なんかしないで、雨の日はレコードを聴いて、本を読んでいたいの…

山中一毅カルテット

昨夜はYさんの誘いで、もっきりやへ。ドラムの大村さんが注目、だそうだ。 最初、ジョー・ヘンダーソン、サム・リヴァースの曲ではじまった。所謂新主流派的な選曲なのだけど、攻撃的ではなく、ゲッツのsweet rainに近いような、少し力が抜けたようなサック…

広島駅・郵便局裏:当力(ホルモンてんぷら)、Sunny Day Beer 広島の新天地か?

土曜の夜は広島。3月以来。杜氏のIさんから広島駅・郵便局裏の呑み屋街を教えてもらった。なかなかツボで、金沢・新天地の親戚みたいな場所。昔、青線だったのかな、って作り。 そんな路地の一角にある「ホルモンてんぷら」の当力へ。これもIさんの推奨。 …

広島・Groovin':気持ちがすっと入るレコード店

先週の名古屋に続き、週末の出張。なかなか辛い。 そんな訳で早速、広島駅近くのレコード屋へ。 なかなか良いレコード屋、気持ちがすっと入る、と云おうか。地方に出かけると、大概レコード屋に行くのだけど、今までで品揃えが最大級であることが決め手、で…