K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

金沢に移り住んで3年が過ぎた

8月の後半はガスが抜けた炭酸のような生活。どうも不調だった。気持ちが外に向かなくて(元来内向的)、仕事から戻ると部屋に籠もっていた。 そんな日々を過ごしているうちに、8月の最終日になった。今朝、日経新聞を読んでいて、マラソンンの君原の話が終…

御茶ノ水に再び:聖橋のうえの青い月

印度支那から帰ってから、少し忙しくって、なんだか気が抜けてしまった。ただ酷暑のなか、ゆっくりと走ることで消えかかった何かを保ったような気がする。本も読まないし、音楽も聴かない。憑き物、とは逆に、憑いた物が落ちかかったような感じ。(ブログも…

渡辺香津美:Lonesome cat (1977) あのころを聴くぞ、よしっ

印度支那へ行ったり、親族の初盆だったり、8月に入ってじっくり音楽を聴いていない。久しぶりに自宅の音響装置の前に座って、ふっと思った。「あのころを聴くぞ、よしっ」 そう。1980年前後の音楽が好きなんだよね。最近は、あの頃のLPレコードも随分と買っ…

岡本綺堂:三浦老人昔話(中公文庫) 薫りたつ江戸の奇譚集

出版社の惹句は「死んでもいいから背中に刺青を入れてくれと懇願する若者、置いてけ堀の怪談――岡っ引き半七の友人、三浦老人が語る奇譚の数々」。 ボクは本を読んで惹き込まれるとき、それが懐古的な感情、ノスタルジアにより喚起されることが多いように思え…

ベトナム・フエ:炎天下の空を見上げると

もうベトナムから帰国して暫し時が経つのだけど、バンコクと比べた暑さの記憶が、日本の暑さのなかで随分と薄まっている。それでも、フエの遺跡のなかを何時間か歩いた記憶は強烈で、ときどき、あのときに見た空のことを思い出す。 ベトナムについて大きな印…

ベトナム・ダナン:緩い空気の地方都市の味わい

日本からバンコクへ飛ぶフライトが印度支那半島と交差する場所。それがダナン。およそ1時間弱でスワンナプーンに着く。だからダナンには近しい感覚があって、だからあんなに時間がかかるとは思わなかった。朝8時半にホテルを出て、ッホーチミン経由でダナ…

バンコク・タニア(の外れ):Hock(福) Shark-Fin 5年振りのフカヒレ

バンコクへはじめて行ったのは5年前のこと。技術屋時代のこと。協力会社の製造拠点がアユタヤとバンコクの中間の製造団地にあり、そこで製造不良が頻発したから。その不良コストを下げるために、同僚を数ヶ月派遣。そのために月次で打ち合わせることになっ…

バンコク・スクムヴィット:部屋でMangosteen食べて、SUK11で麺食べて

土曜日はお休み。ゆったり時間を使った。朝、スーパー・マーケットに出かけて、大きな袋に入ったMangosteenを買ってきた。部屋で音楽を聴きながら食べていると、なんだか時間がいくらでもあるような気分になる。 お昼はホテルの近所にある古民家風の食堂SUK1…

バンコクは秋空

この数年、8月にバンコクへやって来る。鬱陶しい雨季も終わった爽やかな季節。夏の熱帯って辛いと思われるのだけど、バンコクの夏は日本よりずっと快適。最高気温30度、夜半過ぎには25度位。避暑と云っても良い。 今回のバンコクはまだ雨季。晴れ間がときど…

バンコク・スクムヴィット:喧噪のsoi 11に再び

月曜日の夕刻は湯島のバーでとてもゆったりした。翌朝は早くから成田に向かって、午前中のフライトでスワンナプーンに向かった。前回はタイ・エアだったので、成田を飛び立つと気分はタイになったのだけど、今回は違う。随分と長いフライトを経て、午後のバ…

御茶ノ水・聖橋:何処と何処を繋いでいるのか

聖橋は二つの聖堂(湯島聖堂とニコライ堂)をつなぐから、だそうだ。昭和初期の美しいモニュメント。

東京・湯島「太陽と星のバー」 きょうのしあわせ

きょうのしあわせ

月の砂漠

なんだか月と睨み合い、のような風情で面白い。

Dave Burrell: Only me (1973) 暑い日々なのだけど

デイヴ・バレルはモンクのような頓狂さはないのだけど、ECMなんかとは違った意味で音と音の間の沈黙を聴かせるような内省的なピアニスト。

Bill Connors: Theme To The Guardian (1974) 夜明け前に目覚めて

今朝の音楽

赫い残照・赫い月の宵

赫い大気のなかで、月が小さく漂っていた。