K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

長谷川きよし: ネオン輝く日 (1983) 浅川マキの浅川マキたる所以

昨日届いたLPレコード。未だ、浅川マキ関連のレコードをゆっくり集めている。1980年代のものは入手が存外に難しいが、ゆっくり口を開けていたら、手頃な価格で手に入る。 これも、そんな一枚。浅川マキ・プロデュース。詞は1曲除き浅川マキの作詞。興味津々…

ボクが好きなBangkok Sukhumvit soi 11

特に何かする訳じゃないのだけど、ただただ雰囲気に浸るだけ。雨期の仕舞い方なので曇天で蒸し暑い。 いろいろなヒトが発散する猥雑なエネルギーに眼をパチクリしているだけ。そんな無為の時間がスコブル気持ちよい。 バンコクに商用ではじめて来たのは、も…

橋本一子:Najanaja(1998) 微妙な気持ちよさが溢れたアルバム

中川ワニさんのジャズ本で「再認識」した橋本一子のアルバムを少し集めた。そもそも、30年くらい前に参加していた本牧ジャズ祭実行委員会でも「話題」になっていた奏者で、ジャズ周辺を漂っているのだけど腕はすこぶる良し、って感じだったかな。 それ以上に…

Hanoi「Pho Ngon 37」 ヴェトナムでの違和感を払拭

ボクのヴェトナム渡航は4回目。いずれも1泊から2泊で仕事だけ。仕事の中で食事することが多く、残念ながら、日本、アメリカ、タイ、フランスで過去食べたヴェトナム料理より、美味しいものはなかった。ほとんどの場合、ヴェトナムで食べるヴェトナムは、…

ハノイ点描

僅か20時間足らずの滞在だった。しかし、よき人々と過ごした時間であったため、ボクのヴェトナムの間の見えない壁のようなものが溶けて、とても親密のように感じられる時間を過ごした。多分、錯覚だろう。そう、幸せな誤解に違いない。 今までタイで共同のイ…

Archie Shepp: Montreux One/Two(1975) Last Dateの次に好きなアルバム

Archie Shepp: Montreux One/Two(1975, Freedom)[One]A1. Lush LifeA2. U-jamaaB1. CrucificadoB2. Miss Toni[Two]A1.StreamA2.Along Came BettyB. Bluse For Donald DuckArchie Shepp(ts,ss), Charles Majid Greenlee(tb), Dave Burrell(p), Cameron Brown(…

犀川水系にて、岩魚のこと

渓流釣りを5月にはじめ、約4ヶ月。犀川水系で釣っている。主に山女魚が釣れ、岩魚はそれほど釣れていない。未だ超初級者ではあるが、独りで、何かしら考えながら糸を渓に垂らすこと、おびただしい。 今まで岩魚にはそんなにお目にかかっていない。また狙っ…

犀川源流域へ

昨日は休みをとって、犀川源流域を踏査した。山の深さに憧れ、に近いものがあって、残雪期の高三郎山に登りたくて仕方がない。ただ山道が荒れているらしく、単独行は危ない感覚がある。だから未だ行けないでいる。 また渓流釣りの好適地でもある。北陸の沢の…

Han Bennink & 高瀬アキ: Two For Two (2011) モンクそしてドルフィーの継承者

近年のベニンクの「この手」の録音は堪らなく好きだ。相手方がミケル・ボルストラップやミシャ・メンゲルベルク。今回は高瀬アキ。言うまでもなく、ベニンクとメンゲルベルクは、ドルフィーの「Last Date」のリズム・セクションであり、彼らの存在抜きに「あ…

Bill Evans: Alone (Again) (1975) 今日は夏休み気分で@Cowry Coffee

先週末から、ふわっと夏休み気分。勿論、仕事はあって、気分だけの夏休みなのだけど。 そんな訳で気分だけでもふわっとしたかったので、仕事の後、久しぶりにK君のCowry Coffeeへ。閉店間際に滑り込んだ。夏枯れで客足も今ひとつ、と云っていたからね。 とこ…

3G TRIO: O que a gente ouvia la em casa (2014) お茶の水の店頭で

インターネットで何でも手に入る。手に入れたいもの、が分かっているならば。だから地方暮らしの不便さ、は殆ど感じない。 全く、ではない。未知のものには、なかなか出会えない。だから、レコード屋での音との出会いは大切なのだ。熱心な店員が選んだ(筈の…

久しぶりのお茶の水・久しぶりの店買い(2)

2週連続で東京出張。低調だった「レコードコレクター魂」が少しだけ復活。出張前夜と出張後の2回、出掛けてしまった。2回目は近所のK君のお買い物(KeithのDark IntervalのLP)との言い訳だけど、迷ったものを引き取りに行ったのだよね。 Chicoを見直し…

ありがとう・さようなら茗渓堂

ボクが大船に住んでいる頃、随分、山に登った。20代から30代中頃まで。そのあと関西に転勤し、山から遠のいた。親しんだ八ヶ岳、南北アルプスは彼方のように感じたし、何より仕事が忙しく、恐ろしく予定が組み難かった。 山に登らなくなった頃、随分と山の本…

笠木實:画文集 岩魚の谷・山女魚の渓(白日社) 記憶のなかの岩魚

渓流釣りをはじめた。ちっとも釣れないヘボだから、魅惑された、ということはない。いや、だからこそ、釣り上げるときの強い引きや、取り上げて鉤を外すときの高揚が、妄想に近いくらい取り付いて、ボクを沢に誘い込む訳だ。 教えてくれたK太氏や、彼の師匠…

笠木實:画文集 岩魚の谷・山女魚の渓(白日社) 記憶のなかの岩魚

渓流釣りをはじめた。ちっとも釣れないヘボだから、魅惑された、ということはない。いや、だからこそ、釣り上げるときの強い引きや、取り上げて鉤を外すときの高揚が、妄想に近いくらい取り付いて、ボクを沢に誘い込む訳だ。 教えてくれたK太氏や、彼の師匠…