K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz (drums)

Emergency! : Loveman Prays for Psychical Sing (2003) 同世代の共振に過ぎないかもしれないのだけど

芳垣安洋(ds, perc, tp, vo), 大友良英(g, vo), 斉藤"社長"良一(g, vo), 水谷浩章(b, vo) Recorded at GOK Sound Studio, Tokyo, September 27, 2003.

 Emergency! : Live In Copenhagen (2006) 懐かしい旋律、の感じ、が若干の同世代感でもある

Emergency! : Live In Copenhagen (2006, Jvtlandt)1. Re-Baptizum (Yasuhiro Yoshigaki) 14:112. Sing Sing Sing (Louis Prima) 13:393. Fables Of Faubus (Charles Mingus) 14:024. The Inflated Tear (Rahsaan Roland Kirk) 15:03芳垣安洋(ds), 大友良英(…

Jen Curtis, Tyshawn Sorey: Invisible Ritual (2020) 久しぶりにソーリーに関心が向いてきた

Jen Curtis(vln), Tyshawn Sorey(p, perc)

森山威男: Green River (1984) ピアノなし・管2本のバンドで

森山威男(ds), 井上淑彦(ts,ss), 榎本秀一(fl,ts,ss), 望月英明 (b) Date: July 6th, 1984

Chicago underground quartet(2000) 薄味のアヴァンと不穏な味わい

Chad Taylor(perc, vib), Rob Mazurek(cor, elect), Jeff Parker(g), Noel Kupersmith(b) Recorded at Soma, August 2000

Jeremy Cunningham: The Breaks (2020) シカゴ素材の

Jeremy Cunningham (ds, perc, Wurlitzeron 3), Josh Johnson(as, fl, key), Jeff Parker(g), With special guests: Jaimie Branch (tp), Ben LaMar Gay(vo, elect), Dustin Laurenzi(ts), Tomeka Reid(cello) Chicago Drum Choir - Mikel Patrick Avery, Je…

Chicago/London Underground: A Night Walking Through Mirrors (2016) 麗しい混沌のなか

Rob Mazurek(cor, sampler, electronics, voice), Chad Taylor(ds, mbira, electronics), Alexander Hawkins(p), John Edwards(b)Rob Mazurek(cor, sampler, electronics, voice), Chad Taylor(ds, mbira, electronics), Alexander Hawkins(p), John Edwards…

つのだひろと体力バンド: サマー・サンバ (1978) 苦手感満点な明田川との共演だけど、よし!

つのだひろ(ds), 明田川荘之(p), 斎藤誠(b) 録音日:1978年3月20日、9月29日

Han Bennink: BBG

こんな音が好きで、ダラダラ音を買い続けているように思えてきた。

Han Bennink, 今井和雄: Across The Desert

Han Bennink, 今井和雄: Across The Desert (2002, Improvised Music From Japan)1. Attention 8:402. Eyes Right 9:063. Left Turn 5:304. Go Upwind 6:165. My Eyes Wouldn't Focus 6:296. Across The Desert 2:307. Imagination Is Obscene 6:548. What? …

海野俊輔, 植松孝夫: Beautiful Friendship

あの太い響きをたっぷりと

Max Roach, Dollar Brand: Streams Of Consciousness

今日入手したレコード。何となくの期待があるデュオ。

森山威男: Hush-a-bye

前掲の小田切一巳リーダ作のあまりの良さ、と録音の冴え無さが気になって、他のアルバムを探す。

William Parker, Hamid Drake: Summer Snow

ウィリアム・パーカーやハミッド・ドレイクは、音の隅々にまで染み渡るような、何というか「ジャズくささの強度」のようなものが好きだ。アヴァンギャルドな感じ、というよりは。ビートの強靱さ、が垣間見えたときの快感、が良いというか。 決定盤?が良くわ…

坂田尚子・福盛進也デュオ

昨夜はもっきりやで、坂田尚子、福盛進也デュオ。とても好みに合う、素晴らしいものであった。 (1)坂田尚子のピアノの響きが素晴らしい。ベーゼンドルファーが濁りのない粒立った音を出し続ける。速度感もあって気持ち良い。即興主体とは云え、フリージャズ…

ZEK TRIO (清水くるみ - 米木康志 - 本田珠也): ZEK! Ⅱ

このバンドの面白さは、融通無碍、時々刻々とビートが変態していき、もう何が何だか分からないうちに熱狂の渦、というところか。キメの派手さや、打音の鋭さ以上に、触発し合いながらビートが細かく揺れていくことが、実に強い快感を与えている。だからFree…

ZEK(清水くるみ、米木康志、本田珠也)

清水くるみ(p)、米木康志(b)、本田珠也(ds)@もっきりや 盤石のトリオ。今年は清水くるみが大好調でピアノの弦が切れていた!ツェッペリンの曲を題材に様々な音を高い熱量で叩き込む、その迫力にただただ参りました、だったのだ。

Art Blakey: Buhaina (1973) 端正な1970年代主流派のアルバム

先日、名古屋のバナナレコードで見つけた盤。緩捜索アイテムだった。今更のアート・ブレイキーなのだけど、ウッディ・ショウ狙いなのだ:

本田珠也: TAMAXILLE

随分前に出たアルバム。もっきりやで本田珠也のドラムの凄さを知った後だったので、発売後に直ぐ入手。使い捨て、ならぬ聴き捨てが多いボクだけど(そりゃ山のような未聴在庫があるので)、実に良く聴いた。ジャズの名曲カヴァー集だし、原曲の雰囲気を良く…

Antonio Sanchez: Bad Hombre

アントニオ・サンチェスって、メセニーとの共演で知ったから、もう10年くらいになるのだろうか。彼のアルバムは幾つか入手しているのだけど、バンドの熱さの割りに表現の振幅が狭い印象があって、その後は気に留めていなかった。だから、このアルブムも知ら…

Arto Lindsay,山木秀夫: U Turn

Arto Lindsay,山木秀夫: U Turn (2016, Saidera)1. Don't smile / Pode Sorrir(Nelson Cavquinho) 2. Very Dark Photo / Talk to Me(Rudy Vallee, Eddie Snydar, Stanley Kahan) 5:07 3. Saturate / Maneiras(Silvio da silva) 4:26 4. Flying Into a Cloud(…

Mark Guiliana: BEAT MUSIC! BEAT MUSIC! BEAT MUSIC!

2014年から2015年というと、もう5年近く前じゃないか。 その頃、ブラッド・メルドーのプロモーション・ヴィデオでMehlianaを聴いて、メルドーのローズもさることながら、若いドラム奏者マーク・ジュリアナのビートのパルス感、非常に分解能が高く、その高い…

(ECM 2613) David Torn, Tim Berne, Ches Smith: Sun Of Goldfinger (2015, 2018) 冷たい昂奮

先日に続き、トーンのアルバム。 前作であるOnly skyの音世界に、バーン、スミスも溶け込んでいる。いや、溶けてはなくて、様々な方角に鋭い切っ先を向けているような感じ。予定調和的な次元ではないのだけど、上位層で構造化(作曲行為)がしっかりされてい…

Roy Haynes: Just Us (1960) こんなアルバムを繰り返し聴く休日

先週は仕事が過密。ゆっくりレコードを聴く時間がとれなかった。今日(3/3)は、ゆっくりとレコードを聴くこと、自体が嬉しいことだった。 先週の御茶ノ水での一番の釣果はロイ・ヘインズのNew Jazz盤。1960年の録音で、ヘインズの初期のアルバム。ジャケッ…

Kahil El' Zabar, David Murray: Golden Sea (1989) special editionでタマげたときのマレイと同じマレイ

今週届いたレコード。カーリ・エルザバールは少しずつ、目についたら入手。こんな感じが良い。これは1989年、レコードがまさに終わろうとしている頃のレコード。実に音が良く、キレの良い打楽器の音が実に良い。全般的にエルザバールはゴングのような楽器で…

関根真理 : Beginning (2018) 確かに「ナナ・ヴァスコンセロスmeets高田みどり」だが

原田さんのディスク紹介tweetで、ambient的な音が面白いことが多い。蠱惑の玉手箱のようなものなので、手が出やすい。 数え切れない(数えていないだけ)くらい、アルバムを入手した。今度は、 【本日の3枚】2019.1.10◎ pic.1: Brian Eno [ Ambient 1 (Musi…

Sunny Murray: Live At Moers-Festival (1979)  フェイヴァースのベースが気になるこの頃

1979年のメルスでのライヴ。この頃はNETなんか勿論ないから、SJ誌の副島メルスレポートか、このレーベルが最新情報。 録音のバランスもあるのだけど、サニー・マレイは少し引っ込んでいる印象。デヴィッド・マレイのアルバムのようだ、勢いがある、粘着な感…

Kahil El' Zabar Ritual Trio: Renaissance Of The Resistance (1993) 一度で幾通りの味がする美味しいアルバム

一度で幾通りの味がする美味しいアルバムだ。エルザバールを知ったのは1981年のメルスでのライヴ・アルバム。 グループ名にもあるような民族音楽的な、色彩感が豊かな打楽器とベースによるミニマルな旋律。跳ねるような打楽器、胴のを存分に響かせたベースの…

富樫雅彦/Spirits Trio: Jazz (1994) 打音の余韻や奥行きを

2000年頃だったか、ある時期、面白いジャズはないかと少しだけ熱心に猟盤した時期がある。幾つかのガイドブックをみたのだけど、吉祥寺のジャズ喫茶のオヤジ本によれば、ヴィーナスがお勧めらしい。ということで何枚か購入したが、良かったのはザイトリンく…

林栄一、斎藤徹、小山彰太: 往来トリオLive 雲は行く(2000) 強く惹かれている

黙々とボンバ・レコードから届いた21枚のCDを聴いている。 予備知識もなく、適当に選んだのだけど、外れがない。何れも濃厚なのだ、ボクが好きな日本のジャズの薫りが。 1980年頃に聴きはじめた日本のジャズは、多くの新人も大きなレコード会社から出ていた…