K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Dave Valentin: Legends (1978) GRPの音

最初に買ったSJ誌(1979年の6月くらいじゃなかろうか)の記事でヴァレンティンを知った。でも、彼をはじめて聴いたのは20年くらい後。この初リーダ作を買ったのは先日のフェニックス。$1.99だったしね。 当時、どうもナベサダのグルーシン路線が合わなかっ…

Eric Dolphy: In Europe, Vol. 1 (1961) 紙一重の狂気

調和した音世界と紙一重の狂気、のような怖さ、が快感につながるからドルフィーは好きだ。所謂フリー系の奏者と一線を画したように見えて、彼の音世界が孕む狂気は時間とか空間の歪みのようなものを書いてみせようとする偏執、のなかにある。そのような感覚…

神保町から駿河台上のディスクユニオン

昨夜は短時間だけ、レコードを。神保町から駿河台上のディスクユニオンの3軒。ECM探査、が目的。 メルディス・モンクのアルバムが一番の収穫。あとティペット。下の2枚は欧州盤のヴォーカル。なぜか、そんな巡り合わせ。 あとブロッサムの欲しかった1枚と…

東京・湯島「なのないバー」 なんの変わりもないが

昨日は渓流から上がった後、いつものように仕事場に出かけて、出張。 東京は真夏日。あきひろ君と落ち合って、沖縄料理でビール、が美味かった。 そのあとは清水坂上の、いちものバーへ。 なんと、名前が変わっていた。変わったのは名前だけで、あとはなんに…

夏がはじまった、のだろうか

夜明け頃から、川に入った。つい先日まで見かけた残雪も消えていた。岸の草いきれ、も濃くなってきた。 雪代も消え、すっかり少なくなった流水も緩み、風は暖気を運んでいる。 そんな渓で竿を出す時間が随分長く感じられる。 夏がはじまった、のだろうか。

日々のQOL

金曜日にフェニックスから帰って、土曜日は慶事で名古屋へ日帰り。へとへとだった。 山の中で時間を過ごしたい気持ちで一杯になったので、土曜日は夜明けから夕暮れまで犀川で過ごした。前半は餌づり。太った25cmのイワナの重みを感じて不調だった5月の鬱屈…

名古屋・栄・バナナレコード Jazz Syndicate:かなり体調がヤバかったが

米国から帰った翌朝から名古屋まで。久々の結婚式へのご招待。時差ぼけで寝られなかったので、寝過ごす心配はなかったが、昼からワインを呑んでいたら過労の感触が体中に沸いていることを感じて冷やっとした。まずい。 夕刻開放され、かなり体調がヤバかった…

Snarky Puppy: Family Dinner (2013) フェニックスの夜

今週のフェニックスは同業者の集まりで大盛況だった。普段、日本では会えない知人とか、前職で仕事を一緒にした米人とか、懐かしい。 10年以上前に東海岸の大会社と組んだプロジェクトはITバブルの崩壊で何も生まず雲散霧消。作ったチップが使えなかったこと…

Revolver Records再び:$6.5の買い物にたまげた

先日のRevolver Recordsでは閉店時間で出たので、餌箱(格安の均一価格レコードの箱)は見ていなかった。ボクは餌箱で発掘、のような経験はないのだけど、なんとなく気になって、仕事の合間、30分の餌箱漁りで$6.5だった。 何が$6.5というと、今日掲載するレ…

Phoenixの日々もお仕舞い

日中、摂氏30度に僅か及ばず、朝方は20度くらい。とても爽やかな日々が続いていて、ランニング・シューズを持参しなかってことを強く後悔している。間違いなく、素晴らしく気持ちの良い走りを楽しめた筈だ。 荒廃していたダウンタウンも復興へ向けて踵を返し…

Light Rail@Phoenix 街の背骨

最初にフェニックスに来たのは2000年だから(多分)、15年前。その頃のダウンタウンはすっかり荒廃していて、米国というよりはメキシコの街(知らないけど)のような空気に思えた。古いビルが放置されていたり、昼間からビルの影で寝ている人がいたり。ダウ…

Heard Museum@Phoenix インディアン芸術の博物館で考えたこと

Art

出張先でのイベントの役員任期も終わり、時間に余裕ができ嬉しい。空き時間にインディアンの博物館へ出掛けた。アリゾナ、というとインディアン民の土地で関心はあったのだけど、4、5回目の訪問でようやく。(インディアン、という表記は現地の通り。部族…

Revolver Records@Phoenix: 砂漠の中のオアシス

空き時間にレコード屋へ向かった。出張先の近所。路面電車で3駅ばかり先。フェニックス自体が砂漠の中の街なのだけど、そこのオアシスのような感じ。 アメリカでレコード屋に行くと、日本との嗜好の違いが分かるところがあって面白い。ファーガソンとかマン…

Phenix・灼熱の5月と思ったら

小松から成田、サンフランシスコを経由し、ようやくアリゾナへ。赤茶けた大地が近づいてくると、なんか懐かしいような。 はじめて来たのは2000年頃。仕事で米社と協業話があって数度。お互い役員クラスが出る商談を繰り返したが、結局、ITバブルの崩壊で流れ…

Life & Style in the age of art deco @ SFO museum

アメリカの中西部へ行くときの中継地にサン・フランシスコを選ぶことが多い。フライト的にはロス・アンジェルスの方が便利、のように思えるが、ターミナル間の移動の便、何よりもターミナルの空気、のようなものが肌に合う。シカゴやサン・フランシスコはい…

ディスクユニオン・新宿ジャズ、新宿中古センター・tokyo jazz:和ジャズなんて

先週末、午前中のハノイへのフライトに搭乗するために東京泊。短時間でディスクユニオンの売場を駆け巡った。 新宿からお茶の水。大きなケースを引きずって、疲れた。 Blue Noteも静かに集めてます。といってもオリジナル至上主義ではなく、RVG刻印集め。Lib…

最近届いたECMレコード

ECM1200番台。残り20枚を切ると入手が難しい。待つ、感じ。チックのLPレコードはこれでお仕舞い。LASKの2枚目は怖くて聴けない。1枚目を聴いたら、CD化されないよな、って怪作。 1300番台から1500番台。ガルバレクのは180gの最近プレス。左上にはリンゼイ…

暑気が纏わり付くなかで(バンコク)

ハノイには20時間足らずしかいなかった。その後、やはり打ち合わせでバンコクへ。いつものことながら、ヴェトナム航空の機内食の美味しさ、それも僅か1時間強のフライトで、には好感を持てた。美味しい国だ。 バンコクもやはり暑い。ソンクランから雨期がは…

朝のハノイ

夜半過ぎ、雷雨だった。窓を叩きつける雨で目覚めた。暫く、何処にいるのか分からなかった。 朝のフライトで次の場所へ。外に出ると、昨夜の暑気が不思議なほど消えていた。 そしてボクは、空港で静かに呑んでいる。

灼熱の地へ(ハノイ)

駆け足の出張。仕事でハノイへ。夏に行うイヴェントの打ち合わせ。昨年の準備段階から、今年は正式に立ち上げ。出版行為を伴うので、予算処置含め、考えねばならない課題は多く、率直な意見交換が楽しい。この手のヴォランティア仕事はスキームを作る立ち上…

国土地理院地図サイト、雑誌「山と釣り」のこと

渓流釣りの面白さ、は「山遊び要素」の面白さと「釣り要素」の面白さの混合。その配分比率が行き先、によって異なる。やはり、「山遊び要素」も大切で、そんな場所に独りで入り込むのは楽しい。倉谷に行って、改めて思った。登山道よりも、整備されてない川…

倉谷川へ再び

4月のお仕舞いに、昨年8月に引き続き2回目の倉谷川へ。犀川の源流域。 車止めの寺津から自転車で犀川ダムへ(6km、40分の登り)。犀川ダムから1時間半あまりで倉谷の廃村へ。その手前の道の崩落は厳しく、10m以上も下の奔流を見ながら、浅いスタンスでバ…