2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
youtubeにアーカイブされている映像と音。 副島さんの本を読んで知った映画。ボクの世代には忘れられない名前、永山則夫、の映画。ただし、登場人物なし、彼が見て感じたであろう風景を延々と撮影し、並べたもの。そこには昭和40年代に日本、ボクにとって懐…
忙しくて、コメントにも返信できていません。ゴメンなさい。 今日は気乗りがしない出張で名古屋へ。気分と同じく雨天。 しばらく、地表を這う豆粒のような人たちを、ぼんやり眺めていた。
先週届いた3枚のレコードは全て、日本のジャズだった。 元来、日本のジャズは好きで、30年前、随分とレコードを買った。亡父からは、そんなの聴いて面白いか、と云われたけど。要は、本場を聴け、的な感覚だった。1970年代のお仕舞い。だけど日本のジャズは…
1983年春、就職で関西から関東へ出た。元来、人見知りが強く、友人は少ない。かつ、内向的な割には自意識が肥大。自分でも扱いに困る始末。 そんな人間が、会社という閉鎖空間でやっていけるのか、そんな悩みのなかにあった頃。一方で、家庭の縛りのようなも…
ジャズを聴く耳が旋回している、ような感覚。先日、Evan Parkerを聴いて、何かの「スイッチ」が入って、improvised musicが平気に聴けるようになった、30年振りに。という訳で、昔合わなかった音を聴いてみよう、と思った次第。 インパルス時代のキース・ジ…
昨日、長野から来た若い友人M君を連れて犀川源流域へ。やはり単独行は怖い、のである。山よりもずっと。 朝4時過ぎに出発した。熊走のゲートにクルマを置いて、犀川ダムまで自転車で6km。ダムに着く頃には空が明るくなっていた。犀川ダムから徒歩8kmで月が…
先日、ナマEvan Parkerを聴いてから、Free JazzどころかImprovised musicのような焼け野原のような音楽(失礼!)に飛びつかれた。憑かれた、とでも書こうか。南米音楽だったり、ソウルだったり、関心事は移ろう。その移ろいのローテーションのなかに入った…
今年は春が早い。すでに残雪もなく、早春の雰囲気から新緑に。すでに強い日差しの中にある。 日々、気温は大きく変わるのだけど、着実に水温が上がっている。いよいよ魚も動き出したように思える。 今まで、さっぱりだった釣り場でいきなり何本かあがった。 …
久しぶりに双晶をターン・テーブルに載せる。無音が長いように感じる。微かなレコード針の追跡音の中なら、奏者達の音群が静かに湧き出す。 角突き合わせるようなインタープレイではなく、佐藤のピアノを真ん中に据え、広く空間を隈取るような富樫の打楽器。…
美しい現代音楽が好きだ。美しい音を現出させるために、既存の規約を壊すような破壊、は好ましい。 メシアンの鳥の音楽を聴いていると、我々と直交するような、あたかもパラレルワールドの音楽のような趣で楽しい。 ハル吉「現代音楽ディスク」を読んでいる…
パリの日本人、は藤田ばかりでなく、ジャズ奏者も。今も沖至はパリじゃないかなあ。 これはメシアンのもとで学んでいた加古隆と高木元輝のコンサート。30年前に加古のレコードの積もりで買って、放置していたもの。 高木元輝が気になって聴いてみたが、これ…
いよいよ残雪が目に見えて減ってきた。以前から気になっていた山岳同定を行ってみた。 この棲まいに移るとき、南向きの窓からの景色が気に入ったのだけど、何が見えているか、よくわからなかった。 この写真には写っていないが、東には医王山が見え、そのま…
先日、オークションで安価だったので購入。ゆっくり、静かに渋谷さんのアルバムを手に入れている。 渋谷毅と森山威男って、カテゴリが違う奏者だと思うのだけど、基本的には「不動の渋谷毅の音」に森山威男が様々な音色を嵌めていく、作業を行った軌跡、のよ…
ビル・フリーゼルに通じる浮遊、まで書いて、そうではなくて、と思った。 厚い雲が覆うような憂鬱な光景、そして、遠くに見える弱い光、そんなモノートーンの心象を、ギター一本で描き出す描写力に驚いた。 そして、ディストーションを効かせたギターの音が…
4月の口三方岳は大好きで、ほぼ毎年訪れている。1000mくらいまでは急登。そのあとは比較的平坦な尾根で、長い距離の残雪を楽しむことができる。そして山頂からの素晴らしい眺望、大好きな犀奥の峰を見下ろすことができる。 山麓は春。例年より早い桜が咲い…
昨日は嵐。大風が吹き荒れ、横殴りの雨が暴れていた。 例年よりも2週間ほど早く開花した桜は、高い気温もあり満開まで一気に進んだ。あまり花を見て歩かないうちに散るのかな、と思い、少しばかり憂鬱であった。 今朝、それでも気になって、犀川河畔を10km…
誰もが知っている場所で、だけど誰も見たことがない場所へ行ってしまった、ある奏者のLast Dateを捉えた、ドキュメンタリーである。それだけで、価値はあり、またその内包するcontextは強すぎて、言葉でイイとかワルイとか、そんな戯言を跳ね返してしまう、…
ついにEvan Parkerを金沢で聴くことができた。主催者のヴァイオリン奏者・島田英明氏の招聘によるもの。そのご尽力に深謝致します。 はじめて入ったシアター21は大きさもほどよく、50人ほどの聴衆の前でPAなし、で彼の演奏を堪能することができた。 若い頃聴…
21世紀に入ってからのフリーゼルの浮遊路線、にはピンときていない。単に、スタイルとして浮遊しているだけで、あまり感覚が反応する要素は無い。Cambridgeでナマを聴いて、確信した。幾つかはいいアルバムはあるのだけど。 このアルバムでは、スタイルとし…
実は家族の介護で私事多難。家にもなかなか帰ることができていない。そんな訳で日曜の観桜もさっぱりできなかったのだけど、土曜の深夜に気になる桜を観た。というより、闇の中で感じた、か。padでの撮影なのでダメダメだけど、なんとなく妖艶な雰囲気、は伝…
最近は買ったCDを覚えてられなくて、慎重に慎重に確認して購入。とりあえずiTunesでライブラリ化するのも、そんな理由もある。レコードは不思議と大丈夫(な場合が多い)なのだけど。ジャケットの図案の認知、が大きいと思う。 そんな情けない昨今と違い、若…
早朝、ネットでこの情報に接したとき、驚きを禁じ得なかった。Evan Parkerのレコードをはじめて買ったのは学生の頃、1980年あたりじゃないかな。35年も昔の頃。社会人になってから、会社の寮で、ライヴ盤を酔っ払って大音響で聴いていて怒られた記憶が、未だ…
一気に満開になった。山の中にばっかり入るか、仕事なのでどうも実感がない。 街に出ると、華やいでいた。
穏やかで、暖かな日々が続いている。 夕暮れの薄暮のなか、生暖かい風に吹かれて、川向こうの寺町台地のシルエットを眺めるのが好きだ。 南には犀奥の峰が白く霞んでいる。 そして眼下には桜花が広がっている。
インターネットで知り得ること、は多く、様々な音の情報が飛び交っている。そのなかには、時折、気持の芯を突くものもある。 これは月光茶房の原田さんの投稿で知ったアルバム。 田中泯との共演。improvised musicは概ね苦手なのだけど、そう感じた20歳そこ…