K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Lotte Anker, Ikue Mori, 巻上公一@もっきりや(2/27)冷めた狂気と熱い正気が交叉するような

最近のニューヨークで録音されたimprovised music/free jazzのアルバムにIkue Moriという名前がcreditされているのに気がついたのはいつ頃だろうか。昨年のテイボーンとのアルバムは素晴らしく、音空間の歪み、のようなものを与え、その裂け目から星のカケラ…

仙台・片平「喜助」初めての牛タンカレー

仙台・片平にある学校にお世話になった。僅か一年の在学であったが、この季節になると卒業式が思い出される。20年位前のこと。早いものだ。 その頃、よく食べたのが片平の喜助。それからは、仙台に行くと喜助に寄っている。 今回、仙台駅に着いたのが一時過…

仙台での猟盤(J&Bジェーアンドビー北目町店)ジャズ入門1979年のオッサン

仙台の好きだったレコード屋はヴォリュームワン。移転した後の店には行けていない。前回は休み。 今回も早速行ってみたが休み。残念。大丈夫なのだろうか? という訳でJ&Bへ。レコード数は多くないが、内容は案外良い。しかも安い。ディスクユニオン価格より…

本日のフライト(山岳眺望の旅)

年に一回は、こんな爽快なフライトもある。窓に貼り付き、子供状態。 琵琶湖から比良山系 琵琶湖東岸から能郷白山方面 岐阜上空からの白山 郡上方面から白山 御岳 乗鞍から北アルプス 浅間山?から北信 猪苗代湖 朝日連峰? 合掌

吉田隆一, 石田幹雄: 霞(2009) いや、良かった

とりあえず気になった奏者は、何枚かのアルバムを聴くようにしている。石田幹雄もそう。JOE氏の咆哮?にハマる時点で、そんな気持ち。新作・時景とともに、何枚か欲しくなった。 石田幹雄のアルバムをご本人から入手する際、ホームページでこのアルバムの存…

ステーキと猫の年度末の深夜

酷い日々だ。金沢でのんびりと過ごすつもりだったが、年々、仕事が増えている。だから、年度末の仕事が積み上がっていく。独り仕事だから、負荷のピークは厳しい。 昨日は0時過ぎまで事務処理やって、年度末の債務みたいな仕事をほぼ片付けた。夕食はそれか…

ECMレコード記録の再開・整備(youtube削除, apple music/spotifyリンク追加)

ECM

ECMのレコードはじっくり聴いて、メモを作りたいと思っているが、中断している。再開したいなあ、と思う。 空き時間で過去の記録の整備(youtube削除, apple music/spotifyリンク追加)をはじめた。職場でぼんやり聴くには、インデックス代わりに便利なよう…

Eddie Henderson: Realization (1973) やはり好みの安レコード(オマケは帯のこと)

安価な盤。日本盤だったし、ワーナー期のハービー・ハンコック一派ってあまり人気ないのじゃないかな。しかし、ハービーとその一派の音は、ボクにとってかなり好み。ファンクも良いが、この時代のハービーの音はECMとも交叉していて、電気的な浮遊感が気持ち…

石田幹雄: 時景(2017) 長く聴くことができそうな

SNSや友人を頼りに知らない奏者の音を知ること、が楽しい。要は好みがそこそこ近くて、切り口が結構違う感じ、が特に良い。死角を照らす灯のような感じで。 そのなかの一人が昂奮しておられるので、興味津々で入手。 石田幹雄ソロピアノCD完成記念ライブ@く…

森山威男: Live at Lovely(1990) 28年前の名古屋の観客に混じって

丁度、仕事一色だった時期なので、この頃のジャズのことはリアルタイムには、あまり分からない、割と最近入手したアルバム。森山威男は山下トリオでの演奏で心奪われた(と書いて大袈裟ではない)のだけど、退団後の動静はあまり分からなかった。1985年頃だ…

金沢・東山「照葉」:20周年祝賀パーティ@日航ホテル

主に遠方からの来客の接客でお世話になっている「照葉」が20周年。おめでとうございます。 泉野のバーの亡きオヤジに紹介されて行きはじめたのが2010年だから、随分経つように思う。最近はあまり飲みに出ないので、尚更だ。15周年のパーティーにも出かけたが…

Freddie Hubbard, Stanley Turrentine: In Concert Volume One (1973) CPは馬鹿に出来ない1枚

volume 2に続き、volume 1へ。(逆じゃないか) ECMとかフリーとかインプロとかの中で、これは逆に新鮮。まあ当時はCTIって何となく日陰感があって、ジャズ喫茶でもかかっていなかったように思うがどうだろうか。 持っているレコードは1978年にキングから再…

Herbie Hancock, Freddie Hubbard, Stanley Turrentine: In Concert, Volume 2 (1973) 日曜の朝には

ハービー・ハンコックが聴きたくなって、未聴のレコード盤を取り出した。1970年代のノーマン・グランツ、のように思えるクリッド・テイラーのCTI盤。メンバーの組み方の緩さ、もグランツ風。エリック・ゲイルとデジョネットだしね。(ゲイルの音がほとんど聞…

ECMでの日本人奏者のこと(Shinya Fukumori: For 2 Akisのストリーミング開始に際して)

ECM

無料でストリーミングを聴くことができるsptifyのリンクを貼り付けた。 ----------------------------------- 独ECMレーベルから、大阪出身の福盛進也氏がリーダ作を出したことが話題になっている(For 2 Akis)。早速、ストリーミングがはじまったので聴いて…

金沢・東山「ロベール・デュマ」久しぶりに東山に

仕事での付き合い先からのご接待(最近は接待されるより、自前の予算で接待する方が多い、念のため)。遠方の客なので、店の希望を聞かれて、デュマに行きたくなった。東山に移って、随分と経つなあ。 豪雪の後の東山だが、もうクルマが入れる程度に除雪はで…

現時点でのディジタル・オーディオの環境(特にAudirvana Plusの設定)

間違いなく、この状態が抜群に良い。iTunesとの連携を外し、Audirvana plus 3.0単独で動かすこと。つまりCPUの能力を全てAudirvana plus 3.0に注ぐこと。操作性の悪さは些細な問題だ。 今、ECMから出ているシフのゴールドベルグ変奏曲を聴いているが、過剰で…

Charlie Haden, John Taylor : Nightfall (2003) 録音について(水拭きLPレコード vs. Audirvana plus 3.0単体動作)

[追記]これは典型的な残念なレコードだったのだけど、今度は「レコード水拭き」を行い、再びトライ。 固いピアノの音が開いたような気がした。悪いCDのような音だったのだけど、レコードらしいスッキリした音になった。 一方、CD(ディジタル音源)について…

Louis Stewart, Peter Ind: Baubles, Bangles And Beads (1976) 新しいこと、と直交する世界の面白さ

昨日届いたレコード。英waveのルイス・スチュワートとピーター・インドのデュオ。先日、新潟のJAZZ FLASHでインドのレコードを聴いていたときに、同行のSさんがモゴモゴ云っていたモノ(我々の世代は記憶喪失との闘いなんです)に違いないと入手。 そもそも…

金沢の積雪状況

先週の積雪は酷かった。つい一昨日も帰宅中、目の前のタクシーがスタック。気温が緩んで、凍っていた雪が溶けてスタックしやすい状況だったのだ。また主要な片側二車線の道路も大半は一車線。雪が壁のように積み上がっていた。だから右折車があると渋滞。通…

最近気になった音

きっかけは Matt Mitchellの新作を聴いたことだ。よく分からないが、面白い。よく分からない、というのは、過去の様々な音との関係性から、自分のなかでのアドレスを割り付ける作業を、きっと頭の中で行っているのだけど、その作業が難航している、というこ…

Al Foster: Mixed Roots (1978) スストの前哨戦(裏菊地盤)

新潟で入手したレコード。CDは再三再発されているので、音源自体は珍しくない。話題にもならないが。 これは長くレコードで探していて、案外高価で手を出していなかったもの。実に適正価格だったので嬉しい。菊地雅章が全面的に入っている。CBSソニーの企画…

夢十夜 in cowry coffee (2/12) 雪に閉じ込められた静寂のなか

連休中も悪天が予想されたのだけど、現時点では厳しくはない。幹線は除雪状況も大丈夫なので、cowryに朗読+チェロとピアノの演奏を聴きに行った。 第一部は、演奏そして朗読の組み合わせを3回。第二部はチェロとピアノの演奏。 全般で云うと雪に閉じ込めら…

Peter Ind: Looking Out (1961) ピーター・インドって良く知らなかったが

先週、新潟のジャズフラッシュで聴いて(見て)、ジャケットが格好良かったから入手。所謂ジャケ買い、やね。勿論、内容もよい。 コニッツやトリスターノとのアルバムであるような熱くない、音楽ではあるのだけど、彼らの音が孕んでいるような緊張感はない。…

豪雪の中のcowry coffee

cowry coffeeがある辰巳町の積雪は160cmだそうだ。しかし町会がしっかりしているそうで、生活道路の除雪は完璧。難なく来ることができた。 多分、客いないだろうな、という陣中見舞い。 今日はフリードマンのサークルワルツ原盤持参。美音を大きなスピーカー…

Charles Tolliver: The Ringer (1969) カット盤を聴きながらの雑感

Arista Freedomのcut盤にはお世話になった。1979年頃、レコード屋に800円くらいで未開封の輸入盤が並べられていた。マイケル・カスクーナ渾身(かどうか知らないが)のフリージャズの名盤再発シリーズ。あんまり売れなかったようで、ジャケットの隅をカット…

はしご酒(片町に移転した箸一へ)

大雪も一段落。亡くなったNさんの店でいつも呑んでいたオヤジ3人で片町へ。あれから行き場所がないなあ、という状態。 高尾から片町に移転した箸一へ。おめでとうございます。手伝いに、Nさんの店によく来ていたHちゃんが入っていてビックリ。緊張していて…

今週の片町の様子

最近は引き籠もっているので、片町には出ない。友人と呑むことになって、久々に。

Byard Lancaster: Documentation: The End Of A Decade (1980) レコード整理で

レコード整理で出てきたレコード。 フィラデルフィアのアルト奏者。大昔に買ったきり、だったので聴いてみる。Bellowsは在NYの杉山和紀のレーベルで、近藤等則の最初のアルバムFuigoも出している。その関係で入手したのだと思う。 内容はオムニバス的内容。…

金沢その後

昨日の金沢は大雪のピーク。自宅前の路地も積雪で幅員一台分。出勤時、正面にスタックした軽四の老人を見た瞬間、会議出席を諦めた。この軽四の救出を手伝い、バックで戻ると、自分もスタック。往生した。結局、2時間かけて出勤。やれやれ。 夕刻も降雪が続…

Kris Davis: Octopus(2016) 一音一音の粒だった強さ

クリス・デイヴィスの前作は様々な奏者。その中の一人がクレイグ・ティボーン。 このアルバムのあと、全米ツアーのようなものをやったときの記録がこのアルバム。youtubeにも記録が残っている。 今年1月末に出たアルバム。 ボク自身はピアノ・デュオは苦手…