Music (南米)
昨日のジョイスの再発CDに続き、これもディスク・ユニオンのラテン音楽コーナで捕まえた一枚。アルゼンチンのノラ・サルモリアの新譜。前作はオーケストラだったのだけど、これは小編成。昨日のジョイスのアルバムもそうだけど、小編成のほうが好きだな。ピ…
都会の小鳥、のうたという邦題。先日、ディスク・ユニオンのラテン音楽コーナに行ったら、再発CDに惹き付けられた。タマにあるんだな、ジャケットでもなく、帯でもなく、ただブツを眺めると薫り立つものを感じるコトが。 だから大当たり。僅かな奏者でうたう…
1970年代のECMに興味が向かっている。最近のECMって、何だか画一化しているように思えてならない。音の温度感、感情に対して刺し込む角度、音を通じて語るための語法、そんなものが平準化してきているように感じる。決して1枚1枚のアルバムの質が低下して…
ボクにとってもアルゼンチン音楽の入口はシルヴィア・イリオンド。amazonでCDを沢山注文していると、お勧めのCDが表示される。時折、関心を引くようなモノが出る。ジスモンチのECM盤から芋づる的に出てきたのがシルヴィア・イリオンド。ジスモンチをブリッ…
このアルバムは、つい最近届いたもの。10年くらい前の「最新の」スタジオ録音。タイトルのとおり、声とギターだけ。とても簡素な音の作り。だから音と音の間に広がる静寂な世界との対比でジョアンの声を愉しむことができる。少し暖かな空間に、一筆書きのよ…
先日、竪町のオヨヨ書林で惜しくも自裁し果てた中村とうようさん編のボサノヴァの入門書を手にした。何となく、気持ちのよい環境音楽的な聴き方をしていたのだけど、Joan Gilbertoなんかを聴いていると求道的な深さに惹かれることが多い。聴き流せないのだ。…
久しぶりにNoraを聴いた。少し古い2005年のもの。天賦の才、というものが確かにあると感じさせ、そんな人固有の印象がある。先入観なく音を聴くと、アルバムの時系列が全くわからない、ということ。どうも外部からの影響が僅少で、スタイルは変われど、その…
今回、岐阜に出かけたのだけど、あいも変わらずレコード屋のお世話になった。酒精のほうも大いに楽しみましたが。 手にしたレコードのなかで期待以上に良かったのはMPB4のミルトン曲集。ミルトンの好きな曲ばかりが集められ、コーラスを楽しむことができる。…
週末には雪が降った。前夜はキーンと冷えた夜で、職場から自宅まで1時間余り、音せぬ煌めく星のもとを歩いた。そんなときは、遠くから鉄橋を渡る貨物列車の轟音が微かに聴こえる筈なのだけど、耳が弱っているのか、気配しか感じなかった。 寝たのか、起きて…
オトを楽しむこと、って、ただ聴けばいいのだけど、感覚の底に降りていくためのハシゴのようなものが必要、だと思う。そのハシゴがあれば、音楽を聴く目的(の一つ)である感情の遷移、を体験できる。本来、孤独で楽しめる筈の音楽なのだけど、本を読んだり…
相変わらずLPレコードが届いている。いやはや。ブラジルの女声コーラス・グループQUARTETO EM CYは、Yさんに教えてもらってから気になるグループ。Singers unlimittedに近い声質なのだけど、Latinの味付け(それも薄味)がなかなか美味しい。上手く云えない…
新年早々聴いた音はこれ。年末に届いたCDはミナスの唄い手。ネット情報で見て、もう少し土着的な音を勝手に想像して注文したのだけど、AOR風、ボッサ風、都会風の音。やや暖かく、やや甘く、やや優しい感じ。 そんな意味では期待はずれなのだけど、そんな音…
静かな雨の日曜日に独り仕事場にいると、久しぶりに聴きたくなった。取り出したのはシルヴィア・イリオンドの近作。
PCオーディオAudirvana pulusも耳に馴染んだ。β盤がリリースされたとの記事をみて、朝からインストール。もう少し音が改善されたとのこと。朝から、座り込んでしまった。
このアルバムはVictoria Zotalisという女性奏者とのデュオであり、初めてのライヴ録音。
櫻に浮かれて後、帰宅したらポストに入っていた。
Orqueata de Musica Sudamericana(南米音楽オーケストラ)名義で2枚出ている。ノラがディレクターとクレジットされているけど、NoraによるNoraのための 楽団と考えてよい。入手していない一枚もこのコンセプトじゃないかな。だから計3枚が大編成楽団の音…
南米の音楽に惹かれるのは何故だろう。30年くらい前に南米文学に惹かれ、マルケスやボルヘスを読んでみたのだけど、不条理に呑みこまれて、あまり続かなかったのだけど。南米の音楽は享楽的なようで、快楽と表裏をなす生きることの苦味のようなものが滲み…
二回に分けて、アルゼンチンの奏者達を取り上げたのだけど、彼らと同時に最近聴いているのはブラジルのアンドレ・メーマリ。カルロス・アギューレと同じ ような微温の透明度の高いラテン音楽をボクたちに聴かせてくれている。なんと近作Canteiro(2011)ではア…
暫し時間が経ってしまったのだけど、前回に続いて最近聴いているアルゼンチン音楽の覚え書き。ラテン音楽という定義は曖昧なのだけど、広い意味ではラテン系言語の国々。だから南米に限らず、欧州の音楽も広範に含まれる。そこまで考えると、フランスやイタ…
このJavier Albinのアルバムは、アルゼンチンのカルロス・アギューレが主宰するShagrada Medraレーベルで入手可能なものを適当に購入したなかの一枚。カルロス・アギューレの音が大好きなので、ジャズ・ファンにもハズレ率が低いだろうとい う読み。まさに読…
何枚か手にしたアルゼンチンの音盤のなかでも、これは剛速球で真ん中に当たった感じ。アギューレのような、ややもすれば過度とも云える耽美的なムードは薄い。
ボク自身の備忘の意味もあり、聴きはじめから時系列で聴いているアルゼンチンの奏者を並べていきたい。これをもとに「南米音楽メニュー」を作ろうと思っている。
弦楽器とピアノのデュオ。ブラジルの音楽。最近、SNS上でメーマリを教えて頂いたのだけど、とても今の季節に合う比較的若い世代の奏者。
これは少し古いアルバムで、アルゼンチンの「ボサノバ系奏者」Agustin Pereyra Lucenaが渡欧時に吹き込んだもの。だから、小編成で小粋な感じで巧く仕上がっている。
これは最近入手したアルバムなのだけど、カルロス・アギューレがピアノを弾き、チリのフランセスカ・アンカローラが唄うデュオ・アルバム。
今宵聴いているのは、アルゼンチンのカルロス・アギューレ。昨年はじめに話題になったとき、神楽坂の大洋レコードで、入手可能な4枚を手に入れた。それから繰り返し聴いている。
そんな週末なので、少し暖かい音が欲しくなって聴いているのはブラジルのNando Lauria。確か関内のディスク・ユニオンのポップを見て買ったアルバム。ブラジルの音にフュージョンのテイストが入っていて、なかなかよろしい。ト ニーニョやミルトンほど強い個…
Joyce & Toninho Horta : Sem Voce (1995) 1. Ela e Carioca 2. Correnteza 3. Inutil Paisagem 4. Frevo de Orfeu 5. Ligia 6. Vivo Sonhando 7. Dindi 8. So Danco Samba 9. Outra Vez 10. Sem Voce 11. Este Seu Olhar / So em Teus Bracos 12. Estrada d…
こんなときには、こんな音楽を延々聴いていたい。