Music (日本)
その夜も酩酊していて、意識は断続的。とかく疲れているのだ。 他の客も消え、ふっと聴こえてきた曲が「あの男(ヒト)が死んだら」。ボクが好きな曲なので、そこですこしだけ眼を覚ました。しかし、ボクが知っているその曲よりは少し軽く、声の陰翳が少し足り…
ネットをつらつら見ていたら土岐麻子が気になった。ジャズ好きオヤヂにとっては、あの土岐英史令嬢。ふーん、って感じ。声質がブロッサム・デアリィ風だ という。確かに近所のバーのオヤヂも一時よくかけていた記憶がある。ブロッサム・デアリィの「Girlish…
真夜中と夜明けの間に帰宅したら、その時間の開封が似つかわしいアルバムが届いていた。 疲れていたボクには、幻が女なのか、女が幻なのか、分からなかった。 ただ、真夜中に聴く遠い記憶の残滓、のような、 存在していないオトを聴くような不思議な感覚だけ…
9月のお仕舞ごろから忙しい。仕事して、レコード聴いて、タマに呑んで。 それはさておき、植松孝夫のアルバムをまとめて入手したとき、同じく植松孝夫の映像が観れるので、浅川マキのDVD(浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド)も入手。そこで1990年前…
お盆の時期に大阪ビルボードでの矢野顕子トリオのライヴに出かけた。メンバーがよろしいし、ボクは彼女のピアノが好きで、楽しみにしていた。実際にウィル・リーのヴォーカルがなかなか良くて、矢野顕子と唄っている曲なんかとても良かったし、在広東少年な…
長い間、困惑していた。日本のジャズ(和ジャズって言い方には違和感が強い)を聴いていくと、その終着駅のように浅川マキのアルバムが遠くに見える。そして、伝え聞くその駅の噂は暗く、荒れている。だから、途中下車し、その駅には行かなかった。 それでも…
明るい月夜だったのに、夜半過ぎから雷が鳴りだした。暗い部屋でレコードをターンテーブルに載せたまま眠ってしまった。カツっというかすれたような衝突音の繰り返しで眼が覚めた。レコードのレーベルの端をなぞり続けていた。とても寒かった。レコード針を…
気持ちがふわっとした夜なんか、こんなアルバムを思い出したりするのだ。
先日、武満徹のピアノ曲を探していたときに、こんなアルバムが出ていることを知った。ブラジル系の軽音楽ってイメージのショーロ・クラブと武満徹。イメエジが合わない。好奇心で注文した。
冷え切った部屋に帰ってきた。そんなときに聴きたくなったのは、浅川マキ。冷え冷えとした歌なのだけど、だけど暖かみのある声を聴きたくなった。
CDでの再発をかたくなに拒んだという浅川マキの病没後、堰を切ったように再発が続いている是非はともかく、先般の70年代アルバムに引き続き80年代アルバムが再発された(長谷川きよし名義とあわせ15枚、うち8枚未入手)。
嵐の中,酒を呑みながらオトを求めて行き着いたのがコレ.気分に良く合う。
あめふり前の温い夜半前に帰ってきて、何を聴こうかと少しだけ悩んで鳴らしてみたのは矢野顕子のデビュー・コンサートのライヴ盤。まだLP全盛期だから僅か34分の収録。そうなのだけど、音の密度がとても濃くて、今と変わらぬ矢野顕子の音が飛び出す。もう3…
北國銀行武蔵ヶ辻支店3階アートグミギャラリーに出かけた。mama!milkというウッドベースとアコーディオンのデュオのユニットを聴いた。今回は、ピアノ、ホルン、クラリネット,フルートを加えた編成。
浅川マキ:LIVE (東芝EMI) 今田勝(p),稲葉国光(b),つのだひろ(ds),萩原信義(g) ほか 1971年大晦日 紀伊国屋ホールのライブ B面、ガソリンアレイで盛り上がり、マキ“またね………”、そのあと静寂のなか今田勝のピアノと「さかみち」.或る日 又 雨が降って わ…