K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz (bass)

須川崇志: Looking back from this naked (2019) 気持ちに澱が溜まったら

須川崇志(b, cello) recorded in October 2019 at Taro Okamoto Memorial Museum in Tokyo.

Johnny Mbizo Dyani: African Bass Solo Concert (1978) アフリカのベース

Johnny Mbizo Dyani: African Bass Solo Concert: Willisau Jazz Festival 1978 (1978, Sing A Song Fighter)A1. Thank You(Johnny Mbizo Dyani) 1:37A2. Aba-limanga(Johnny Mbizo Dyani) 4:28A3. Wish You Sunshine(Johnny Mbizo Dyani) 6:10B. Afrikan Bl…

Henri Texier: Amir (1976) 北アフリカの匂い

Henri Texier(b, cello, Oud, fl, p, perc, vo) Recorded November 1975 - February 1976, Paris.

須川崇志: Time Remembered (2019) 奏者の音の粒立ち、のようなものを

須川崇志(b), 林正樹(p), 石若駿(ds) 2019年7月31日録音

翠川敬基, 早川岳晴: octopus telepathy (2019) 弦の響きの快楽

翠川敬基(cello), 早川岳晴(b, vo) 2019年4月1日 録音

Heinz Becker , John Lindberg, Louis Sclavis: Transition

木の肌触りが伝わるような、響きが空間を支配

Johnny Dyani: Angolian Cry

仄かに感じるアフリカ感

齋藤徹、沢井一恵: 八重山游行

解き放たれた音の軽やかさと、圧力の強さ

齋藤徹: CONTRABAJEANDO

何とも不思議な音楽で、静かで、賑やか

石田幹雄: Turkish Mambo

スタンダード曲と油断させて、なかなかの昂奮を与えるアルバム

Jaco Pastorius, Pat Metheny, Bruce Ditmas, Paul Bley

ブレイを結構聴くようになって、改めて聴き直すと、ジャコ・パストリアスやパット・メセニーのアルバムとしては確かにピンとこない。特にパット・メセニーは何だかなあ、の感じ。だけど、シンセサイザ・ショウ以降のブレイの電気ピアノのアルバムとしては、…

William Parker, Hamid Drake: Summer Snow

ウィリアム・パーカーやハミッド・ドレイクは、音の隅々にまで染み渡るような、何というか「ジャズくささの強度」のようなものが好きだ。アヴァンギャルドな感じ、というよりは。ビートの強靱さ、が垣間見えたときの快感、が良いというか。 決定盤?が良くわ…

齋藤徹: Travessia (2016) (またもやの)Late comerであること

日本のアヴァンミュージック本で再び、その名前を見てから聴きはじめると、フリーだかなんだか、という定型的な枠ではなく、コントラバスの「あらゆる音」を「あらゆる形」で聴かせるような、スケールの大きさに惹かれた。そして、その低音が生み出す様々な…

ZEK TRIO (清水くるみ - 米木康志 - 本田珠也): ZEK! Ⅱ

このバンドの面白さは、融通無碍、時々刻々とビートが変態していき、もう何が何だか分からないうちに熱狂の渦、というところか。キメの派手さや、打音の鋭さ以上に、触発し合いながらビートが細かく揺れていくことが、実に強い快感を与えている。だからFree…

Linda May Han Oh: Aventurine

うまく云えないのだけど、何かKronos Quartetをジャズ寄りにしたような感じ、のアルバム。 ベースを軸にストリング・カルテットの曲への関与が大きく、添え物のようなストリングではない。ジャズ的な求心的なヴェクトルが薄いので、弦の音響を楽しむアルバム…

齋藤徹: PANARI

波の音が聴こえる。八重山で、それもフィールドでの録音のようだ。多重録音では、ないのだろう。波の音、ベースの重低音が唯そこにある。そんな非日常の音が、あたかも日常の音のように、そこにある。

Emanuele Maniscalco,Thomas Morgan: Copenhagen Season(2014) すっと空間に溶け込んだような

トーマス・モーガンとイタリアのエマヌエーレ・マニスカルコのデュオ。想像の通りの静謐な対話。まさにECM的な音場なのだけど、残響処理があっさり、なので、むしろ心穏やかな淡々とした対話の様子、が伝わる。 強い求心力を感じさせることもなく、二人でポ…

須川崇志トリオ@飛騨・古川: 解体されたような音の集合体が

昨年のアルバムで強い印象を残した本田珠也のIctus。そのIctusトリオのライヴが飛騨・高山であった。逡巡して行かなかったことが澱のように気持ちの底に残っている。そのIctusから1年後、Ictusのメンバーである須川崇志のOutgrowingが出た。これもまた強烈…

ジョニーズ・ディスクの再発(中山英二:アヤのサンバ)

陸前高田にあるジャズ喫茶ジョニーには、照井ダンナ時代に一回行ったことがある。東日本大震災の随分前。 蒲田(だったか)に本社がある精密成形品の製造工場に出張で行った時のこと。担当していた製品の立ち上げが猛烈で、その細かな日程調整に出かけた。大…

須川崇志: Outgrowing (2017) ガツンとくる日本のジャズの新譜

須川崇志(contrabass, cello), Leo Genovese(p), Tom Rainey(ds) Recorded September 2017

齋藤徹: 朱い場所/Space for Vermillion(2008) タグ付けの紐のようなものから解き放たれた

往来トリオでの演奏に惹かれ、入手。ECMの諸作のようなジャンルや地域が融解した音楽であって、そのような「何ものかであること」というタグ付けの紐(restriction)のようなものから解き放たれた音。何かであって、何でもないような、その感覚が与える開放…

(ECM 2575) Barre Phillips: End To End (2017) 音の宇宙を込めた静謐にして饒舌な音楽

LPレコードをまとめ買いするために随分と待ったレコード。 まずレコードで聴きたかったから、ストリーミングでも聴かなかった。そして、それが良かった。針を落とした後の、音が音としての強度を主張し、それに圧倒された。ジャンルとか、即興だとか、そんな…

林栄一、斎藤徹、小山彰太: 往来トリオLive 雲は行く(2000) 強く惹かれている

黙々とボンバ・レコードから届いた21枚のCDを聴いている。 予備知識もなく、適当に選んだのだけど、外れがない。何れも濃厚なのだ、ボクが好きな日本のジャズの薫りが。 1980年頃に聴きはじめた日本のジャズは、多くの新人も大きなレコード会社から出ていた…

Charles Mingus: Jazz In Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden (1973) ドン・ピューレン、ロイ・ブルックス

ここ数週間、入手するか迷っていたアルバム。JOE氏のBLOGを読んで、即、入手を決めた: Charles Mingus - Jazz in Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden - あうとわ~ど・ばうんど https://t.co/JQT99nVZsO #はてなブログ — JOE (@JOE_as) 2018年11…

Stanley Clarke: Children Of Forever (1972) 知らなかったクラークの初リーダ作

先週、高円寺で求めたレコード。 スランリー・クラークも「当時の」チック・コリアも好きなので、気になっていたアルバムで、最近、何店かで見かけて、ついに購入したもの。 実は長い間、このアルバムの存在は知らなかった。ジャズを聴きはじめた1979年時点…

Cecil McBee: Alternate Spaces (1979) レコードで聴くべし

昨日、ディスクユニオンで見つけたレコード。発売当時は普通に見かけて、日本盤もあって。この数年気にしていたが、なかなか見つからなかった。だから横浜で捕まえたときは嬉しかったなあ。そんなに希少盤とも思わないが。 何が良いって、ジャケットがまず格…

Charles Mingus: Cumbia & Jazz Fusion

云わずとも知れたミンガスの遺作。 当時、ミンガスは幾つかの盤を聴いて、あの奇妙な味、がダメで遠ざかった。怒りの表現、とジャズ入門本に書かれていたような盤。 今は60年代の盤を中心に聴くのだけど、子供が酒肴がダメ、という類いと同じなのかもしれな…

Evan Parker, William Parker, 土取 利行: The flow of spirit - Live concert Tokyo (2015) それ以上のコトバを必要としない

素晴らしい。それ以上のコトバを必要としない。タイトルのとおりThe flow of spirit が眼前に広がる。 ホモサピエンスの出アフリカの頃、5万年くらい前だろうか。ウィリアム・パーカーの祖先と分かれた残り2人の祖先はシナイ半島の北部へ向かった。そして…

立花秀輝, 不破大輔: ◯ (2011) 技量を超えた何か

こういうアルバムは、いきなり感情の裏側まで音が入ってくるので、どーだこーだという小賢しいコトバを撥ね付ける力がある。それが彼らの技量なのか、それとも同じようなテレビの音楽番組を子供の頃みたからなのか、わからない。もちろん、技量ではあるのだ…

Scott Colley Trio @Village Vanguard (New York) ロレイン・ゴードンがあの世へ旅だった晩のセッション

ニューヨークにはじめて出かけたのは1998年の6月頃だから、思い起こすと20年も前だ。ボルチモアからの帰途に寄っているので、今と同じパターン。そのときは嵐で飛行機が欠航し、アムトラックでニューヨークへ。今回のパターンの原型。それから数年に1回来…