Jazz (bass)
ゲイリー・ピーコックの訃報が流れている。キース・ジャレットとのツアーが最終とのアナウンスで、ああそういうことなんだと思い、ECM のNow Thisが彼の走馬燈的な遺言だと思った。ラファロへの追憶、のような。だから、遠くないと知らされていた感覚はある…
Jimmy Cobb(ds), George Coleman(ts), Mike Stern(g), Ron Carter(b) Recorded at Mankor, NYC with a live audience May 12, 2002
富樫雅彦(perc), 佐藤允彦(p), 翠川敬基(b, cello) Recorded at Nippon Columbia 1st STUDIO, 10 Dec. 1975
Lee Konitz(as), Red Mitchell(b,p) Recorded at "Rosenberg Studie", Copenhagen July 30, 1974
須川崇志(b, cello) recorded in October 2019 at Taro Okamoto Memorial Museum in Tokyo.
Johnny Mbizo Dyani: African Bass Solo Concert: Willisau Jazz Festival 1978 (1978, Sing A Song Fighter)A1. Thank You(Johnny Mbizo Dyani) 1:37A2. Aba-limanga(Johnny Mbizo Dyani) 4:28A3. Wish You Sunshine(Johnny Mbizo Dyani) 6:10B. Afrikan Bl…
Henri Texier(b, cello, Oud, fl, p, perc, vo) Recorded November 1975 - February 1976, Paris.
須川崇志(b), 林正樹(p), 石若駿(ds) 2019年7月31日録音
翠川敬基(cello), 早川岳晴(b, vo) 2019年4月1日 録音
木の肌触りが伝わるような、響きが空間を支配
仄かに感じるアフリカ感
解き放たれた音の軽やかさと、圧力の強さ
何とも不思議な音楽で、静かで、賑やか
スタンダード曲と油断させて、なかなかの昂奮を与えるアルバム
ブレイを結構聴くようになって、改めて聴き直すと、ジャコ・パストリアスやパット・メセニーのアルバムとしては確かにピンとこない。特にパット・メセニーは何だかなあ、の感じ。だけど、シンセサイザ・ショウ以降のブレイの電気ピアノのアルバムとしては、…
ウィリアム・パーカーやハミッド・ドレイクは、音の隅々にまで染み渡るような、何というか「ジャズくささの強度」のようなものが好きだ。アヴァンギャルドな感じ、というよりは。ビートの強靱さ、が垣間見えたときの快感、が良いというか。 決定盤?が良くわ…
日本のアヴァンミュージック本で再び、その名前を見てから聴きはじめると、フリーだかなんだか、という定型的な枠ではなく、コントラバスの「あらゆる音」を「あらゆる形」で聴かせるような、スケールの大きさに惹かれた。そして、その低音が生み出す様々な…
このバンドの面白さは、融通無碍、時々刻々とビートが変態していき、もう何が何だか分からないうちに熱狂の渦、というところか。キメの派手さや、打音の鋭さ以上に、触発し合いながらビートが細かく揺れていくことが、実に強い快感を与えている。だからFree…
うまく云えないのだけど、何かKronos Quartetをジャズ寄りにしたような感じ、のアルバム。 ベースを軸にストリング・カルテットの曲への関与が大きく、添え物のようなストリングではない。ジャズ的な求心的なヴェクトルが薄いので、弦の音響を楽しむアルバム…
波の音が聴こえる。八重山で、それもフィールドでの録音のようだ。多重録音では、ないのだろう。波の音、ベースの重低音が唯そこにある。そんな非日常の音が、あたかも日常の音のように、そこにある。
トーマス・モーガンとイタリアのエマヌエーレ・マニスカルコのデュオ。想像の通りの静謐な対話。まさにECM的な音場なのだけど、残響処理があっさり、なので、むしろ心穏やかな淡々とした対話の様子、が伝わる。 強い求心力を感じさせることもなく、二人でポ…
昨年のアルバムで強い印象を残した本田珠也のIctus。そのIctusトリオのライヴが飛騨・高山であった。逡巡して行かなかったことが澱のように気持ちの底に残っている。そのIctusから1年後、Ictusのメンバーである須川崇志のOutgrowingが出た。これもまた強烈…
陸前高田にあるジャズ喫茶ジョニーには、照井ダンナ時代に一回行ったことがある。東日本大震災の随分前。 蒲田(だったか)に本社がある精密成形品の製造工場に出張で行った時のこと。担当していた製品の立ち上げが猛烈で、その細かな日程調整に出かけた。大…
須川崇志(contrabass, cello), Leo Genovese(p), Tom Rainey(ds) Recorded September 2017
往来トリオでの演奏に惹かれ、入手。ECMの諸作のようなジャンルや地域が融解した音楽であって、そのような「何ものかであること」というタグ付けの紐(restriction)のようなものから解き放たれた音。何かであって、何でもないような、その感覚が与える開放…
LPレコードをまとめ買いするために随分と待ったレコード。 まずレコードで聴きたかったから、ストリーミングでも聴かなかった。そして、それが良かった。針を落とした後の、音が音としての強度を主張し、それに圧倒された。ジャンルとか、即興だとか、そんな…
黙々とボンバ・レコードから届いた21枚のCDを聴いている。 予備知識もなく、適当に選んだのだけど、外れがない。何れも濃厚なのだ、ボクが好きな日本のジャズの薫りが。 1980年頃に聴きはじめた日本のジャズは、多くの新人も大きなレコード会社から出ていた…
ここ数週間、入手するか迷っていたアルバム。JOE氏のBLOGを読んで、即、入手を決めた: Charles Mingus - Jazz in Detroit / Strata Concert Gallery / 46 Selden - あうとわ~ど・ばうんど https://t.co/JQT99nVZsO #はてなブログ — JOE (@JOE_as) 2018年11…
先週、高円寺で求めたレコード。 スランリー・クラークも「当時の」チック・コリアも好きなので、気になっていたアルバムで、最近、何店かで見かけて、ついに購入したもの。 実は長い間、このアルバムの存在は知らなかった。ジャズを聴きはじめた1979年時点…
昨日、ディスクユニオンで見つけたレコード。発売当時は普通に見かけて、日本盤もあって。この数年気にしていたが、なかなか見つからなかった。だから横浜で捕まえたときは嬉しかったなあ。そんなに希少盤とも思わないが。 何が良いって、ジャケットがまず格…