K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Classic

Frank Braley: Impressions-Debussy and Ravel (2008) 昨日に続いてのクラシックだけどジャズ好きもどうぞ

好きなドビュッシーとかラヴェルの曲集。最近の録音なので、音質が素晴らしい。

Pierre-Laurent Aimard: Debussy曲集(Images / Etudes) 風薫る穏やかな夜半に

今宵ポストに入っていたのはピエール=ロラン・エマールのドビュッシー集。ジャズでビル・エヴァンス的な音世界が好きなように、クラシックでもドビュシーやラヴェルの曲は好きだ。

Cecile Ousset: ドビュッシー・ラヴェル曲集(1969,1971) なんとなく春だしねえ

温かい昼間の外歩きのとき、先日入手したセシル・ウーセのドビュッシー・ラヴェル曲集を聴いている。とても明晰な音で適度に粒度があって、また過度の感情移入や走りがなくて、この季節のなかで聴くには調度良い感じ。

Martha Argerich: Shostakovich曲集(2006) iPOD+真空管アンプで聴く

今朝はArgerichによるショスタコーヴィチのピアノ協奏曲を聴いた。2006年ルガーノフェスティバルでのライヴ。凄い勢いで駆けるように音が流れ ていく。勢いを音にしたような録音。そのほかにも同じショスタコーヴィチのピアノ協奏曲がDG盤にも収録されている…

Anatoly Vedernikov:Liszt, Ravel, Franck 去りゆく冬へのオマージュ

そんな消えてしまいそうな冬へのオマージュのような音。最近、随分聴いているのがアナトリー・ベデルニコフのラヴェル。水の戯れとクープランの墓。

Shura Cherkassky: Last of the Great Piano Romantics 1 奥村の「おてもやん」とは

Shura Cherkassky: Last of the Great Piano Romantics 1(Asv Living Era) 1. J.Strauss: 'By the beautiful blue Danube' (arr.Schulz-Evler) 2. J.Strauss: 'Wine, women and song' (arr. Godowsky) 3. Mana-Zucca: Fugato Humoresque on the theme 'Dixie…

横浜・関内「ディスクユニオン」久々の猟盤(クラシックCD編)ゆっくり聴きたいのだけど

今週水曜、というのは横浜・関内のディスク・ユニオンに出かけた日。その猟盤内容について,前回はLPレコードを紹介したので,今回はCD、それもクラシックのものを。

ショスタコーヴィッチ自作自演集(ピアノ協奏曲ほか):もうなんて云おうか、転げる勢いの協奏曲

ショスタコーヴィッチはピアニストとしてもピアノの独奏曲である「24の前奏曲とフーガ」の自作自演が聴きたくて入手。これは、そんなに感銘しなかったのだけど3枚目のピアノ協奏曲がとてもいい。勢いを音にするとこんな感じ、といった録音。

Alexei Sultanov: 1998年のチャイコフスキー・コンクールライブ、加速する音の角度

最近届いたCDが幾つかあって、正月の頃に読んだガイドブック(松本大輔の「クラシックは死なない」シリーズ3冊)を読んで注文したピアノ名演・怪演の 類。カツァリスの初期の演奏集(ラフマニノフ,チャイコフスキーのピアノ協奏曲が凄い)、ミケランジェリ…

Cuarteto Latinoamericano: The Complete String Quartetsヴィラ・ロボスの弦楽四重奏曲に掴まれた

なんでクリックしたのだろうか。昨日、HMVから届いた。メキシコのラテンアメリカ・カルテットによるブラジルの作曲家ヴィラ・ロボスの弦楽四重奏曲集。どうもラテン・アメリカのものはジャズ、フォルクローレ、クラシックに係わらず、気持ちの隙間から入り込…

Anatoly Vedernikov: Stravinsky, Shostakovich,Karetnikov そんなときは突然やってくる

そんなときは突然やってくる、場所や時間を問わず。何かに突き刺されたように、頭に注ぎ込まれる音。何回も何回も聴いても飽き足らない。聴きたい、もっと聴きたい。殺伐としたアリゾナのホテルの部屋でスピーカを鳴らしていたら、突然惹き込まれてしまった。

ProkofievのVisions Fugitives(束の間の幻影)分かっちゃいるのだけど...

ProkofievのVisions Fugitives(束の間の幻影)をはじめて聴いたのはRichterのライヴ。そもそもがShostakovichの前奏曲とフーガ目当てだったのだ けど。輸入盤だったので、大概の曲名の意味は仏語が多く、分からないのだけど、いつの日だったか、Visions Fug…

Vladimir Horowitz: Horowitz in Moscow (1986) 或るジャズファンのクラシック入口

案外沢山のホロヴィッツのアルバム、CDやLPを入手したのだけど、隠遁期の後、晩年のアルバムを好んで聴くことが多い。研ぎ澄ました、刃のような演奏ではなくなっているのだけど、その代わりに丁度良く磨かれた音の流れが気持よく神経にあたっていくことが…

Duo Crommelynck: French Masterpieces for Piano Four Hands

このベルギー人と日本人のデュオDuo Crommelynckは1974年から1994年に活躍したピアノデュオ。

Lyubov Bruk & Mark Taimanov: Great Pianist of the 20th Century vol.15 

偉大な20世紀のピアニストシリーズはとても素晴らしくて、複数のレーベルにまたがる名演,それも入手困難なテイクを多く含んでいるので、とてもお買い得 なオムニバス。そんな訳で、御茶ノ水にでかけたらいつも何枚か購入している。そのなかで何枚かは当たっ…

猟盤の徒然:Heinrich Neuhaus :Scriabin, Rachmaninov, Prokofiev, Shostakovich

Rchterを起点にShostakovichのピアノ曲を調べていくなかで、24の前奏曲が聴きたくなった。Richterは24の前奏曲とフーガ,別の曲。という訳で探してみて出てきたのが、表題のHeinrich NeuhausのScriabin, Rachmaninov, Prokofiev, Shostakovich集。

こんな秋の日にはいつまでも微睡んでいたいが、届いたリスト集2つ(ペトロフ,アムラン)を聴いてる昼休み

今朝の金澤は昨夜の雨もあがって、とても透明度の高い空から鋭い光が注いでいる。嬉しいことに雲も多く、空がとても大きくみえるし、雲の縁での光の回折が不 思議な色合いや立体感を醸し出している。こんな空の秋の日、きっとお仕舞い方の秋の日にはいつまで…

ブナオ峠の秋のカケラを押し葉にした。アムランのカプスーチン集を聴いている。ジャズ的?

10日ほど前に出かけたブナオ峠のあたりでは、紅葉は殆どお仕舞い。残照のなか尾根筋をくだりながら、落ち葉を拾ってきた。押し葉にするため。なんとなく気分が良かったので、余韻を形にしたかったのかもしれない。そして今日届いたCDはアムランのカプスーチ…

Scherbakov: 24の前奏曲とフーガ(ショスタコーヴィチ)

(ジャズ狂のクラシック18)自宅に帰るとKonstantin Scherbakovの24の前奏曲とフーガ(ショスタコーヴィチ)が届いていた。静謐な空気を伝える演奏で昂ぶらないピアノの音が綺麗に流れていく。今の季節の気分にあっている。リヒテルやショスタコーヴィチ自身…

Richter: Scriabin, Prokofiev, Shostakovich

(ジャズ狂のクラシック17) リヒテルのアルバムは、朝からの仕事を中断し再び仕事場に戻る途中にクルマのなかで聴きはじめた。

Richter:6 Preludes and Fugues,OP.87(Shostakovich)

リヒテルによるショスタコーヴィチのピアノ曲集。先月、御茶ノ水のディスクユニオンで手当たり次第買ったなかの1枚。猟盤のテーマは20世紀の音。超初心者なので、殆どは知らない作曲者,演奏者なので、要は20世紀の音だと分かれば、手当たり次第買ったピア…

André Previn: The Great Pianist of the 20th Century- vol.80

気に入った作曲者は、幾つかの違った演奏者の音源を手に入れて楽しんでいる。演奏者の個性を感じたいから。

Bartókをとにかく聴いてみた

9月からの猟盤で実は多くのBartókの LP/CDを入手した。ピアノ曲に魅了された。民族音楽的な香気高いものも良し、打楽器的なものもよし。実は弦楽もの、苦手なオーケストラもの含め買って いて、今日は通しで聴いている。かの「弦楽器、打楽器とチェレスタの…

Lili Kraus: Bela Bartok/Piano Music

今朝改めて聴いて、胸を突くような音の流れに痺れたのはLili Krausの LPレコード"Bela Bartok/Piano Music "。ボクは超初心者なのでBartokをテキトーに掴んだなかの1枚。1986年に83才で亡くなったKrausが晩年(77才)に遺した作品。針を盤面 に落とした瞬間…

Michelangeli : The last recital

先日の御茶ノ水ディスクユニオンでの猟盤で買った一枚。 The last recitalと書かれているが、1995年6月逝去までの本当のThe last recitaかは知る由もない。実は中古棚から良く確認せずに、ライヴ録音のドビュシーということで買ってきた。 Memoriaというレー…

Lazer Berman: Rachmainoff...

ひどいアルバムタイトル”Rachmainoff・Chopin・Prokofiev・Beethoven・Khachaturian・Scriabin・Schubert/Liszt・Falla".要は作曲者を並べただけ.だけど,ボクはこのLazer Bermanの LPレコードが大好きなのだ。19世紀から20世紀に遷移する時代の曲を勢いよ…

William Bolcom: Darius Milhaud Piano Music

Milhaudの曲には、ジャズ的、というよりはジャズをはじめとする20世紀の街頭音楽(大衆音楽)と同じ空気を分け合っている感じを強く受ける。どこ の街でもよい、パリ、ニューヨーク、東京、ハルピン、ブエノスアイレス...そこにはラジオがあって、同じ音…

Martha Argerich: Live From The Concertgebouw

Bartók、Ginastera、Prokofievの流れは、是非ともFree Jazz、それもヨーロッパあたりの理屈っぽい音が好きなジャズファンには、絶対聴いて欲しい音が続く。

Great pianists of the 20th Century-Stephen Kovacevich II

Bartókのピアノ曲に集中。Out Of Doorsでは荒々しく美しい不協和音の連打にイカレてしまった。やられた。Bartókの曲が良いのだろうが、打楽器的な打鍵で、こんなに美しく響かせ るとは。ということで、これも大当たり。溜息がでるくらい激しく美しい音の流れ…

Pascal Rogé: Poulenc ほか

3枚ほど違う奏者のLPがあって、どれもジャケットに惹かれたので掴んできた。そのなかで、圧倒的にPascal Rogéの 一枚に心惹かれた。Poulencはドビュッシーやサティの後の時代の人だそうなのだけど、彼らの延長上の音。ドビュッシーほどは一曲一曲のメロディ…