K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月のCD/LPレコード猟盤リスト(ピアニスト編)

9月には仕事で東京に3回出かけた。3回ともお茶の水・神保町ディスクユニオンで、超初心者としてクラシック音源の探索を行った。人生は短い。大学生のは じめに聴き始めたジャズと比べ、残された時間はとても短い。まずは自分の好きな音を探さねばならない…

鈴木勲: Blow up(1973) ボクが一番好きな(じゃないかな)日本のジャズマン

先日,ジャズ会メンバーの年若き友人(J君,君のことだよ)のクルマに乗せてもらって宝達まで行ったときに、クラブジャズのコンピレーション盤をかけてく れた。その一曲目が彼のお気に入りで、Aqua Marine。彼は鈴木勲は知らなくても、この曲がお気に入り。…

御茶ノ水:猟盤ついでに旅館に泊まる

僕は御茶ノ水が大好きで、関西の大学生だったころからディスクユニオンと神保町の古書店には行っていた。だから就職が神奈川に決まったときは、とても嬉しかった。気迷いで渋谷なんかに行ったこともあったが、やはり性に合ったのは御茶ノ水。

富山・総曲輪のあたり:秋空に見惚れて、鱒寿司買って、美味しい梨を頂いて

昼食時に総曲輪のあたりを歩いていたとき、秋空の素晴らしさに見惚れてしまった。透き通った光が薄い雲を貫いていて、空の青さが淡く映えた雲がとてもいい感じ。北陸はやっぱりいいなあ。

Lazer Berman: Rachmainoff...

ひどいアルバムタイトル”Rachmainoff・Chopin・Prokofiev・Beethoven・Khachaturian・Scriabin・Schubert/Liszt・Falla".要は作曲者を並べただけ.だけど,ボクはこのLazer Bermanの LPレコードが大好きなのだ。19世紀から20世紀に遷移する時代の曲を勢いよ…

William Bolcom: Darius Milhaud Piano Music

Milhaudの曲には、ジャズ的、というよりはジャズをはじめとする20世紀の街頭音楽(大衆音楽)と同じ空気を分け合っている感じを強く受ける。どこ の街でもよい、パリ、ニューヨーク、東京、ハルピン、ブエノスアイレス...そこにはラジオがあって、同じ音…

金沢・寺町台地のうえから犀川:秋がやってきて雲を眺めて走る

朝6時前に目覚めたら,夜半からの雨が止んでいた。だから、少しそわそわした気持ちで犀川沿いを走った。 寺町台地のうえから長良坂を下って、雪見橋まであがって,豆田大橋までくだっての10km。 とても気持ちの良いランニング。気温が下がったので、快適な4…

まだ今週は終わっていないのだけど

まだ今週は終わっていないのだけど、とても気持ちの良い瞬間・瞬間を味わうことができて、何となく巧く過ごせそうな予感が溢れてきた。

Martha Argerich: Live From The Concertgebouw

Bartók、Ginastera、Prokofievの流れは、是非ともFree Jazz、それもヨーロッパあたりの理屈っぽい音が好きなジャズファンには、絶対聴いて欲しい音が続く。

Great pianists of the 20th Century-Stephen Kovacevich II

Bartókのピアノ曲に集中。Out Of Doorsでは荒々しく美しい不協和音の連打にイカレてしまった。やられた。Bartókの曲が良いのだろうが、打楽器的な打鍵で、こんなに美しく響かせ るとは。ということで、これも大当たり。溜息がでるくらい激しく美しい音の流れ…

Pascal Rogé: Poulenc ほか

3枚ほど違う奏者のLPがあって、どれもジャケットに惹かれたので掴んできた。そのなかで、圧倒的にPascal Rogéの 一枚に心惹かれた。Poulencはドビュッシーやサティの後の時代の人だそうなのだけど、彼らの延長上の音。ドビュッシーほどは一曲一曲のメロディ…

Stephen Hough: Piano Music by Federico Mompou

先日、大量に買ったCD/LPレコードのなかの1枚。これも20世紀の音楽家狙いで、ジャケット買いで入手したFederico Mompou曲集のCD。カタルニアのFederico Mompouは勿論、知らなかったし、Stephen Houghは名前だけしっているかなあ、という程度。

金沢ジャズストリート:スガダイローを聴きに行ったex.KENTOS

昨夜は金沢ジャズストリートの一環で「夜ジャズ」と称し、片町ex.KENTOS(場所がサイコーに分かりにくい)で行われたライヴに出かけた。最近、名前を聴くことが多いスガダイローを聴くため。二部構成で第1部がチカシンガー。スガダイローは第2部。

András Schiff: Schiff plays Bartok

Schiff András: Schiff plays Bartok (1993)先日、大量に買ったCD/LPレコードのなかの1枚。とりあえず20世紀だからBartokだよな、と演奏者も知らずに買ったCD。今日一日で3回も聴いてしまった。

20世紀の音:ボクの好きな音って?

最近書いているようにボクは少し狂った感じでクラシックのLPレコード・CDを集めている。気持ちの良い、新しい音にめぐり合うことが出来るから。ジャズ専科30年の隙に入り込んだ感じ。ジャズと同じく、ピアノ音楽に魅了され入口をくぐった。

秋の始まり:陰翳のある大きな空が広がる金沢

木曜日は早々に仕事を切り上げ、夕暮れ前に帰った。ふと見上げると、細かな陰翳を孕んだ灰色の雲が幾重にも広がり、とても空が大きい。彩りが鮮やかなモノ トーンの空が眩しい。卯辰山のうえには黒い雲が重なり、土臭い風が雨の予感を運んでいた。夏の残滓が…

Jack DeJohnette: Special Edition

Jack DeJohnetteのSpecial Edition。二管のフロントが売り出しの頃で、とても気持よい音色で吹き抜いていく。フォーマットはFree Jazz。だけど、この頃のFree Jazzの音のPositiveなtoneを予定調和のなかに織り込んで、決して奏者の感情に任せていない。DeJoh…

御茶ノ水・関内:9月のディスクユニオン3連戦(懲りない猟盤)

この9月は出張が多い。東京方面が3回。となれば、過去30年の習性としてディスクユニオンに出かけて猟盤とあいなる。9月前半の2回の出張が終了し、お茶の水のディスクユニオンに2回、関内のディスクユニオンに1回出かけた。

渋谷「JZ BRAT」:橋本一子Ub-Xよかったなあ

橋本一子さんのライヴに行ってきた。場所は渋谷のJZ BRAT。

宝達の祭り:どこか懐かしい村の祭り、のような花火大会で秋をはじめた

土曜の夜は、心地良しというには、あまりに心地の良い夜でした。あの宵のぬるい大気のなかで見たものは、見たこともないのに懐かしさを感じる在りし日のよう。得たこともないのに、失ってしまった時間のよう。

橋本一子:Vivant (1986) 昔、大好きだった橋本一子のライヴに行ってきます

今週のOFFの目玉は橋本一子さんのライヴ。ボクが学生の頃に坂田明のバンドとかで、なかなかキツイ感じのピアノを弾いていた記憶がある。その後,1986年に 出たのがVivant。いろいろな趣向の曲がぶちまけられていて、橋本一子の声が美しい。ジャズピアニスト…

Jazz会#8:秋の気分でDuologue

ジャズの世界の語らい”Duologue”をテーマに選盤した。 主要メンバーであるJ君のリクエストはDuo。 実はボクも大好きなジャンルで数えると150アルバムくらい持っている。明るいSwingあり、陰翳の強いものあり、ただの殴り合いあり、 勝手に音を出し合いするも…

別山(2399m)から白山(2702m)へ:長く長く歩きたかった日帰り縦走はボクの夏の総集編

一ノ瀬からの別山(2399m)が標高差1500m、別当出合からの白山(2702m)が標高差1400m、中間の2000m鞍部をはさみ繋ぐと 2600mの標高差の登山となる。いつか登ってみたいと思っている剱岳・早月尾根や甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根などの長大な尾根と遜色のない標高差がと…

金沢・寺町台地の上で過ごす日々:困っていること

昨日浅い眠りから覚めると、随分遅くなった夜明けの頃だった。自宅の前から曇った空をぼんやりみていた。医王山の方角から明るくなってくると、大きな木の影が浮かび上がってきた。虚ろな光の具合が秋そのものだ。夏のすべてが終わっていない感覚だから、困…

北國銀行武蔵ヶ辻支店3階アートグミギャラリー「mama!milk」昭和7年築のホールでPAなしの心地よい音

北國銀行武蔵ヶ辻支店3階アートグミギャラリーに出かけた。mama!milkというウッドベースとアコーディオンのデュオのユニットを聴いた。今回は、ピアノ、ホルン、クラリネット,フルートを加えた編成。

金沢21世紀美術館「建築と音のアンサンブル」 金澤攝さんのピアノに出会えたこと

クラシックの演奏については、善し悪しを語ることはできないのだけど、金澤攝さんのピアノに強く惹かれたことが、今回の大収穫であった。演奏した曲が20世紀に入ってからの現代曲であり、ボクの好みとぴたっと合う趣味。それをとても強い音の連鎖で弾き上げ…

白山(2702m):翳りを知らぬ秋の朝を通り抜けて頂きまで

今シーズン4回目の白山連峰、3回目の白山に登ってきた。4回のうち2回は独り,あとは仲間と。今回は、金沢に来てからの山仲間Kさんと出かけた。さすが に同じルートでの登山は飽きるので、今回は観光新道を登りに、砂防新道を下りに使った。観光新道の尾…

金沢・片町「LaFaro」 McIntoshの真空管アンプで古いジャズレコードを聴く愉しみ

フラリと  LaFaroへ出かけた。ちょっと気になっていたのは、LaFaroのMcIntoshの真空管アンプ。

金沢・片町「LaFaro」 McIntoshの真空管アンプで古いジャズレコードを聴く愉しみ

フラリと  LaFaroへ出かけた。ちょっと気になっていたのは、LaFaroのMcIntoshの真空管アンプ。

初めてのMCカートリッジでLPレコードを聴くと....

一回試してみたかったMCカートリッジを入手することにした。初心者なので、標準的だという(マニアじゃないから良く分からん)、DenonのDL-103を入手,MCカートリッジ用のトランスはMcIntoshと同時に入手したAudio-craftのTS-26。